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スラッシュワーカーとは?副業・兼業とはどう違う?|好きな場所で仕事ができる環境をつくりたい

2023 12/11
地方で働く
2023年12月12日

働き方改革、IT技術の進歩、新型コロナウイルスの感染拡大によって、働き方は多様化しています。

そんな時代のニーズに応える形で最近増えてきた働き方のひとつに「スラッシュワーカー(スラッシャー)」があります。

「スラッシュワーカーって何?」
「副業と何が違うの?」

という方のために、今回はスラッシュワーカーとはどんな働き方なのか、そのメリット・デメリットも合わせてご紹介します。

目次

スラッシュワーカーとは

スラッシュワーカーとは、スラッシュキャリアを実践している人のことで複数の仕事・肩書きをもつ人を指します。
SNSのプロフィール等に「WEBデザイナー/カメラマン/動画編集」のように、記号の「スラッシュ(/)」で、複数の職業を区切ることが由来となっています。

スラッシュワーカーとして働くことで、自身で複数の仕事を選んだり、時間や場所を調整することも可能なため、好きな場所で好きな時間に働くこともできます。

また、スラッシュワーカーは、「スラッシャー」とも呼ばれ、今後増加していくことが予想されている働き方です。

スラッシュキャリアとは

スラッシュキャリアとは、2007年にアメリカのジャーナリストMarci Alboher氏が著書で生み出した言葉で、複数の肩書きや職業によって、キャリアを形成していくことを指します。

スラッシュワーカーが増えているワケ

本業を定めずに、複数の仕事をおこなうスラッシュワーカーですが、なぜこのような働き方が生まれたのでしょうか。
スラッシャーが増加した背景には以下3つのような理由が挙げられています。

働き方の多様化

残業規制やリモートワークの導入などで、企業で働く人の時間的余裕や働く場所の選択肢が広がるなど多様化しています。
このような働き方の多様性が、スラッシュワーカーが増えた背景として考えられています。

また、少子高齢化による労働力不足で、政府は非正規雇用の格差をなくす働き方改革を推進しています。
これによって、正社員にならずとも、安定した収入を得られやすい環境が整い始めているのです。
また、企業に属さずフリーランスとして働く人も年々増加傾向にあり、雇用形態も多様化しています。

このように働き方の選択肢が増えたことで、ひとつの企業、ひとつの職種という枠組みに囚われずに、複数企業で横断的に働くスラッシュワーカーが増えた理由と言われています。

副業や兼業の増加

収入の増加や雇用不安の解消を求め、副業をしたいと考える人が増加しています。
それによって、これまで許可されていなかった副業を企業が解禁し始めたことが、スラッシュワーカーが増加した背景のひとつとして考えられます。

副業や兼業は短時間から働きはじめられるため、自分がやってみたかった職業や、興味がある分野にも取り組みことができます。

価値観の変化

「ひとつの仕事に執着しない」という仕事に対する価値観の変化も、スラッシュワーカーの働き方を後押ししています。

現代社会では、定年まで同じ企業で勤めあげるという「終身雇用」の制度に固執せず、複数の職業を経験することで、キャリアアップするという考え方が広まりつつあります。
特に「ミレニアル世代」と呼ばれる2000年以降に成人、就業した人たちは「1つの仕事への執着が少ない」という特徴があります。
そのため、複数の仕事に興味を抱き、実際に仕事にしていく場合が増えているのです。

また、ミレニアル世代以降のZ世代も、「自分の価値観を大切にする」「多様な価値観を許容する」という特徴をもっているため、今後もスラッシュワーカーは増加していくと考えられるでしょう。

副業・兼業、パラレルワークとの違い

本業を定めない働き方であるスラッシュワーカーですが、複数の職業をおこなう副業や兼業との違いは何でしょうか。
ここではスラッシュワーカーとの違いについてご説明します。

副業との違い

副業とは、本業を持っている人が、本業とは別の収入を得る仕事のことを指します。
副業は、本業の企業に勤めながら、別の企業で同じ・もしくは異なる職種の業務に従事する働き方であることに対して、スラッシュワーカーは、本業をもたずに、多様な企業・職種で働く点が特徴です。

スラッシュワーカーは、従事する職種の数や種類が多岐に渡ることから、フリーランスで活動している人が多くなっています。

兼業との違い

兼業とは、本業となる仕事を複数掛け持ちしている状態を指します。
副業との違いは、本業となる仕事を複数持っている点です。

スラッシュワーカーは、複数仕事をしている「人」を指すのに対し、兼業は、複数事業を請け負っている「状態」を指しているところに違いがあります。

パラレルワーカーとの違い

パラレルワーカーは、経済学者のピーター・ドラッカーが提唱した概念で、本業と並行して新たなキャリアを築くことを指しています。

パラレルワーカーは、本業をもったうえで、もうひとつのキャリアを形成する働き方ですが、スラッシュワーカーは、本業をもたずに、複数のキャリアを形成する働き方である点で異なります。

スラッシュワーカーと働くメリット・デメリット

本業をもたずに、複数の仕事をおこなうスラッシュワーカーですが、企業がスラッシュワーカーと働くメリット・デメリットはどのようなものがあるかご紹介します。

まずはメリットから見ていきましょう。

企業がスラッシュワーカーと働くメリット

①企業のイメージアップにつながる

スラッシュワーカーを採用することで、多様な人材をうけいれているというダイバーシティーの価値観や、さまざまなことにマルチに活動しているということを想像させるため、企業のイメージアップが期待できます。

企業がイメージアップすることで、多様な人材を採用することができたり、新たな事業にとりくむ機会が増えたりなど、よい影響が広がっていくでしょう。

②優秀な人材の確保につながる

スラッシュワーカーは、複数の仕事・肩書きをもった人材のため、多様なスキルと幅広い知見をもっています。

1つの分野内だけで物事を考えていると、視野が狭くなりがちですが、スラッシャーがいることによって多分野からの視点を得ることができます。これは社内のイノベーションにもつながるため、複数の分野に渡って専門的な知識を持つスラッシュワーカーと働くメリットの1つとなります。

また、スラッシュワーカーは、複数のタスクを抱えながらも同時進行で仕事を進める必要があります。仕事の優先順位を付け、タスクやスケジュールの管理を行います。そのため、スラッシュワーカーとして成り立っている人は、自己管理能力がある場合が多く、優秀な人材の確保できるという期待があります。

③外部のノウハウを取り入れることができる

スラッシュワーカーを受け入れることで、外部のノウハウを取り入れることも可能となります。スラッシュワーカーは、自社だけでなく、他社においても会社の一員として働いています。そのため、自社では得られないような知識や技術を身に付けている場合が多いでしょう。スラッシュワーカーをプロジェクトメンバーに入れることで、彼らが持つ知識や技術を自社に還元することができるのです。外部のノウハウを取り入れることは、会社の発展へと繋がるでしょう。

続いて、スラッシュワーカーと働くデメリットを見ていきます。

企業がスラッシュワーカーと働くメリット

①人材が流出する恐れがある

スラッシュワーカーは複数の仕事を持っているため、1つの仕事に対する執着が比較的少ない傾向にあります。
そのため、仕事にやりがいを感じなくなったり、待遇が悪化すると退職や契約の解除につながる恐れがあります。

優秀な人材が多いスラッシュワーカーが、退職してしまうと、困る企業も多いはずです。
人材流出を防ぐために、やりがいの創出や、待遇の見直しを適宜おこなうことが大切になってきます。

②情報漏洩リスク

本業を定めずに、複数の企業や人と仕事をしているため、情報漏洩のリスクも高いといえるでしょう。
たとえば、「機密書類を異なる企業に送ってしまった」「企業独自のノウハウを、ほかの企業に流出してしまった」などのリスクが考えられます。

スラッシュワーカーと働く際は、セキュリティ教育を徹底する・契約内容を見直すなどをおこない、リスクを未然に防ぐ体制を整えることが大切です。

スラッシュワーカーとして働くメリット

前項でスラッシュワーカーと働くメリット・デメリットについて紹介しましたが、「スラッシュワーカーとして」働くことには、どのようなメリットがあるのでしょうか。

キャリアの幅が広がる

スラッシュワーカーとして働くと、さまざまなことに挑戦することでできる機会が増えるため、キャリアの幅を広げることができます。
また、経歴やスキルが増えて、キャリアの選択肢が広がることで、多方面でのつながりができるとともに、自分がやりたいことに対して、さらに突き詰めて活動できるようになるでしょう。

さまざまなことに柔軟に挑戦できるのは、スラッシュワーカーならではのメリットのため、興味がある分野には積極的に挑戦し、キャリアの選択肢を広げていきましょう。

収入が安定する

複数の仕事を持つことは複数の収入源を持つことです。
そのため、ひとつの職業を失っても、ほかの業務があるため、収入を失う・大幅に減るなどのリスクがありません。

スラッシュワーカーは複数の業務を請け負えるため、仕事先を増やすほど、収入が分散され、収入を安定的に高めることができるというメリットがあります。

ライフスタイルの選択が可能

複数の仕事を並行して行うことで、ライフスタイルの選択肢を増やすことも可能です。
自身で仕事や時間を選ぶことができるため、平日を休むシフトのような働き方もできるわけです。

パソコンでできる仕事であれば、働く場所も選べますので好きな場所で働くことができます。
そのため二拠点生活のような、自宅と好きな場所を行き来するライフスタイルも可能となります。

スラッシュワーカーとして働くデメリット

続いて、スラッシュワーカーとして働く場合に気をつけておきたいデメリットをご紹介します。

専門性を高めることが難しい

複数のスキルや知識を得る必要があるため、1つの分野の専門性を高めるためには時間がかかります。
その分、携わるすべてにおいて高い専門性を身に着けることは難しいでしょう。

そのため特定分野を1つに絞っている専門家に比べ、どうしても専門性は低くなってしまう場合があります。

スラッシュワーカーとして働く場合は1つの専門性を高めることより、複数のスキルを掛け合わせた独自性を強みとして打ち出す方が成功しやすいでしょう。

ワークライフバランスが難しい

複数の仕事を行うことで、労働時間が長くなってしまったり、多忙になりやすく、ワークライフバランスの確保が難しくなる場合があります。
また、携わる分野が多くなるほど、各分野の勉強時間も必要になるためさらにワークライフバランスを取ることが難しくなるでしょう。

体調や家族への配慮などのプライベートの管理ができるよう仕事の調整をしっかり行うことが重要となります。

税金関連の手間が増える

ひとつの企業のみで働いている場合は、その企業で年末調整を行うことが多いため、自身で確定申告をする必要はありません。
しかし副業で得た給与所得があり、かつ副業での収入が年間で20万円以上の場合は自身で税金の申告を行う必要があります。

特に複数の仕事をしているスラッシュワーカーの場合は、業務委託のような形態になることが多いため、自身で税金の申告が必要となります。

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働き方改革や新型コロナウィルスによって、テレワークの導入、副業解禁など、私たちの働く環境は大きく変わりました。
その中で、地方移住や二拠点生活という新しい生活も30~40代のビジネス世代で注目が集まっています。

スラッシュワーカーという複数の仕事やキャリアを築く働き方は自身で選ぶことが多く、1つの企業で働くスタイルに比べ、異なる拠点を行き来する暮らしとの親和性も高いため、好きな場所で好きな仕事をすることも可能となるでしょう。
中には海外を旅しながらスラッシュワーカーをされている方もいます。

メインの収入は都心部で稼ぎ、人手不足の多い田舎ならではの仕事や地方創生にも携わることもスラッシュワーカーと言えるでしょう。

現在はインターネットが当たり前に時代になり、好きな場所で好きな仕事をすることも可能な時代になってきました。
今までやってきた経験やスキルを生かして、得意なことややりたかった仕事へ挑戦するのも良いでしょう。

まとめ

今回はスラッシュワーカーとはどんな働き方なのかと、メリット・デメリットのご紹介をしました。

  • スラッシュワーカーとは本業を持たず複数の仕事をしている人を指す
  • 増加の背景には働き方の多様性と価値観の変化がある
  • スラッシュワーカーとして選択肢を広げて好きな場所で働こう

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