2月に入り、春休みや連休の計画として別荘へ向かう予定を立てている方も多いでしょう。
しかし2026年の花粉シーズンは、東日本や北日本を中心に例年より多めの飛散量が予想されており、特に関東甲信や北陸、東北などでは影響を強く受ける可能性があります。
そのため、花粉症の方にとっては快適な別荘滞在が難しくなることも考えられます。
今回は、別荘滞在時に役立つ花粉症対策をご紹介します。
花粉症は日本人の2人に1人

環境省の調査によると、2019年の日本全国の花粉症有症率は42.5%で、約2人に1人が花粉症を持っていることになります。
近年、花粉症患者は増加傾向にあり、1998年には19.6%だったのが、2019年には42.5%まで上昇しています。
この背景には、地球温暖化の影響でスギ・ヒノキなどの花粉を生産する樹木の生育が活発化している可能性や、生活習慣の変化による発症リスクの上昇が指摘されています。
2026年の花粉シーズンは、東日本や北日本を中心に例年より多めの飛散量が予想されており、特に関東甲信や北陸、東北などでは影響を強く受ける可能性があります。
例年通り、2月上旬~中旬頃からスギ花粉の飛散が始まり、2月下旬~3月中旬にかけてピークとなる見込みです。
花粉は一年中飛んでいる

花粉のシーズンは「春」というイメージがあるかもしれませんが、これは最も有症者の多いスギ花粉が春先に飛び始めることが影響しています。
しかし、日本には、スギ、ヒノキ、カモガヤ、イネ科、ヨモギなど、多くの種類の花粉が存在し、地域ごとに飛散時期が異なるため、別荘がある地域の飛散カレンダーを把握しておくことが重要です。
一般的な花粉の種類と時期は以下の通りです。
冬~春に飛散する花粉
スギ
1月下旬から4月上旬にかけて飛散します。
飛距離が長く、日本全国で最も多くの人が花粉症を発症する原因となる花粉です。
ヒノキ
2月中旬から5月上旬にかけて飛散します。
スギと同じく飛距離が長く、花粉症と合わせて発症する人が多い花粉です。
シラカバ
3月~4月にかけて飛散します。
北海道を中心に東北地方で多くの人が花粉症を発症する原因となる花粉です。
夏~秋に飛散する花粉
カモガヤなどのイネ科
4月下旬~10月にかけて飛散します。
ピークは5~6月と9月は飛散量が多くなります。
スギ・ヒノキ花粉だと思っていたのに、6月を過ぎてもアレルギー症状が続いた場合、実はイネ科のアレルギーだったということもあります。
ヨモギ
8月中旬から10月中旬にかけて飛散します。
飛距離は数十メートルと言われており、あまり遠くまで飛ばないのですが、全国の河川敷、空き地に見られ、秋の花粉症の原因となる代表的な花粉です。
ブタクサ
8月中旬から10月中旬にかけて飛散します。
ヨモギと同様に、秋の花粉症の原因となる代表的な花粉です。
これらは地域によって飛散のピークや強さが異なるため、現地の花粉情報の確認が重要です。
別荘へ行く際に気をつけたいこと

花粉シーズンに別荘へ行く際に気をつけたいことは、基本的に普段の対策と同じです。
しかし、環境によってはスギやヒノキの飛散量が多く、より対策が必要な場合もあるかもしれません。
ここでは、花粉シーズンに気をつけたいことをご紹介します。
①花粉情報を確認する
花粉症でお悩みの方は、日ごろから花粉の飛散状況を確認しているかと思いますが、別荘地に行く際にも、その地域の飛散状況を確認しましょう。
天気予報と合わせ、花粉情報アプリや専門サイトを活用すると、シーズンやピーク予想を把握できます。
②対策グッズを持参する
マスク、花粉対策めがね、アレルギー薬などの花粉症対策グッズを忘れずに持参しましょう。
また、衣服はなるべく花粉が付着しにくいツルツルした素材を選び、室内に入る前には花粉を払い落とすようにしましょう。
その他、花粉対策の衣類ミストや洋服ブラシもあると良いでしょう。
③室内環境を整える
場所によってはゴールデンウイークの5月でも花粉が飛散しています。
そのため、花粉シーズンに利用することが多い場合は、空気清浄機を設置して、室内の花粉を減らしましょう。
また、掃除をこまめにして、花粉を溜めないようにしましょう。
室内環境と掃除の重要性

花粉対策というと、マスクや空気清浄機などの対策グッズに目が向きがちですが、別荘滞在では「掃除」による花粉除去が特に重要です。
なぜ掃除が花粉対策として重要なのか
花粉は空気中を漂うだけでなく、床や家具、窓枠、寝具などに付着して室内に蓄積します。
別荘は利用頻度が低く、掃除の間隔が空きやすいため、前回の滞在時に持ち込まれた花粉や、換気時に侵入した花粉が残りやすい環境です。
そのため、空気清浄機だけに頼るのではなく、掃除によって花粉を物理的に取り除くことが、症状軽減につながります。
別荘では「到着時の掃除」が特に重要
別荘に到着したら、まず室内の花粉をリセットする意識が大切です。
特に以下の場所は花粉が溜まりやすいため、重点的に掃除しましょう。
- 玄関・土間まわり
- 床や階段、巾木
- 窓枠・サッシ
- テーブルや棚の上
掃除機がけに加えて、拭き掃除を行うことで花粉の再飛散を防ぐことができます。
滞在中も花粉を溜めない工夫を
滞在中も、花粉を「持ち込まない・溜めない」工夫を続けることが重要です。
- 外出後は玄関で衣類の花粉を落とす
- ロボット掃除機などで床をこまめに清掃する
- 寝具やソファなどの布製品は定期的に花粉を除去する
ただし、滞在頻度が低い場合や、掃除に手間をかけるのが難しい場合は、定期的な室内清掃や換気、到着前のクリーニングなどを別荘管理サービスに任せることで、花粉シーズンでも快適な状態で別荘を利用しやすくなります。

花粉対策:家電編

花粉対策の家電には空気清浄機を始め様々な物があります。
ここでは花粉対策に有効な家電についてまとめましたので、ご自身の生活スタイルや環境に合わせて取り入れると良いでしょう。
空気清浄機/加湿空気清浄機
花粉対策家電の定番として挙げられるのが、空気清浄機です。
空気清浄機は、花粉を吸い取って室内に漂う花粉の量を減らすことができます。
また、部屋全体を清浄できるので、窓を開けられない花粉シーズンでも快適に過ごすことができるというメリットもあります。
更に加湿機能を搭載していると、花粉が水分を含むので家の中で舞い上がりにくくなるため、より快適に過ごすことができるでしょう。
設置場所は玄関やリビングなど花粉の侵入・滞留しやすい場所がおすすめです。
ロボット掃除機
どんなに気をつけても花粉は部屋に侵入してしまいます。
掃除中に舞い上がる花粉で辛い、、、そんな時におすすめなのが、ロボット掃除機です。
ロボット掃除機は、タイマー設定やマッピング機能を使って、自動で床掃除を行うことができるため、花粉に触れる機会を減らすことができます。
さらに、人の手が届きにくい場所も掃除できるため、花粉が溜まりやすい場所もしっかり掃除できるというメリットがあります。
また、水拭き対応のロボット掃除機なら吸い取るだけでなく、拭き取ることもできるため、より花粉をしっかりと取り除くことができます。
布団クリーナー
寝具に付着した花粉やダニを徹底的に吸引・除去できるため、別荘滞在時の快適な睡眠環境づくりに役立ちます。
通常の掃除機で吸引するだけでも花粉を取り除くことは可能ですが、布団クリーナーは布団を掃除することに特化しているので、ヘッドが布団専用で取り回しやすく、吸引しやすい構造となっています。
また、 多くの布団クリーナーには、叩き機能が搭載されており、叩き機能で布団を叩くことで花粉を浮き上がらせ、より効果的に除去することができます。
花粉対策:家具編

花粉症対策の家具選びは、花粉の付着を抑え、掃除を楽にすることがポイントです。
ツルツルした素材
ソファ等の素材は、合皮やビニールレザーなどの表面がツルツルした素材を選ぶと良いでしょう。
表面がツルツルした素材は、花粉が付きにくく、掃除も簡単です。
反対に、布製家具は花粉が付きやすく、掃除も大変なため花粉対策としてはあまりおすすめできません。
また、棚などの木目調の家具は、表面が平滑なものを選ぶと掃除がしやすく、反対に表面が凹凸していると花粉が溜まりやすくなります。
脚付きの家具
脚付きの家具は、床に直接触れないため、掃除がしやすく花粉が除去しやすいという点があります。
また、壁や床にぴったりくっついている家具よりも通気性や掃除がしやすいことで、カビ抑制のメリットもあります。
水洗いできる物
ラグマットやソファーカバーなどの布製品は花粉が溜まりやすいため、水洗いができこまめに洗濯できるものがおすすめです。
カーテンで対策
室内に侵入してくる花粉のうち、約6割が換気によるものといわれています。
そこで花粉をキャッチするレースカーテンを使うのも良いでしょう。
花粉キャッチカーテンは繊維そのものがフィルター機能を持っているため、吸着した花粉を室内に通しにくくなっています。
また、ほとんどの製品が水洗い可能なため、自宅で簡単に洗濯ができ、常に清潔に保つことができます。
花粉対策:グッズ編

洋服ブラシ
洋服に花粉が付着したまま部屋に入ると、他の場所にも花粉がついてしまいます。
玄関に上がる前に、手で払うだけでも効果がありますが、洋服ブラシを使うと効果的です。
特に綿素材の洋服には繊維の奥深くに花粉が潜り込んでいるので、洋服ブラシで花粉を掻き出しましょう。
素材によって使用するブラシも変わってきますので、トレンチコートなど、よく来ている洋服の素材に合わせて選ぶと良いでしょう。
花粉用フィルター
花粉・埃対策として、エアコンの上部や、壁の通風孔に張り付けるタイプの花粉キャッチフィルターが売られています。
通風孔に貼る事で外からの花粉の侵入を抑えられますし、エアコンに取り付けることで部屋中に花粉をまき散らすことがなくなります。
静電気防止スプレー
静電気が発生すると、花粉が付着しやすくなります。
静電気は主に乾燥している環境や、化学繊維の衣類に発生しやすく、花粉の季節は静電気が発生しやすい季節とも言えるのです。
そこで、衣類などの布製品へ静電気防止スプレーすることで花粉をつきにくくする効果が期待できます。
外出前などにスプレーしておくことで、花粉の付着を防ぎ家に持ち込む量を減らすことができるでしょう。

まとめ
今回は別荘に滞在中の花粉症対策について解説しました。
- 約2人に1人が花粉症で、花粉は春以外の時期にも飛散している
- 別荘滞在時は最新の飛散情報を確認し、早めの対策が重要
- 掃除や室内環境の整備は、花粉症対策の基本であり効果的

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