こんにちは、二拠点生活所のおさです。
外房に別荘を買った理由シリーズも既に第6話。
シリーズのご愛読ありがとうございます。
前回、落札決定した物件の調査のため裁判所に行ったら、とんでもなく面倒な案件だったことが判明。
解決方法を悩みに悩みます。
◆外房に別荘を買った理由シリーズ◆
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時間ももったいないし
いつまでも悩んでられないなー

なにかすごく面倒な物件だったみたいね

そうそう
どう面倒な物件なのか今回説明するね
千葉地方裁判所に出向いてから数日後
あれから、頭の中を色々と整理しながら沢山の事を考えました。
解決の何かいい方法がないだろうか。

折角落札したのだから、早く外房別荘を利用したい

とっても面倒だから、この案件から手を引いてしまいたい
ふたつの気持ちが行ったり来たり。
本来であればすぐにでも動かなければいけないのですが、真っ当に動くとなれば相当の時間と労力とお金が掛かりそうなので躊躇っているのです。
頭を切り替えて、仕事として考える
前述した「面倒だから手を引きたい気持ち」の手の引き方とは・・・
実は、先日裁判所の閲覧室で資料を閲覧していた際に発見していたのです。

え?
今回の入札、私が最高入札者じゃなかったの?
競売関係資料の中には、誰がいくらで入札したという入札結果の情報も入っているのですが、実はその中に、280万円と書いて入札されている方がいらっしゃいました。
私の入札金額は136万円だったので、その倍以上の値を付けた人がいたのです。
なぜその人が落札者にならなかったかというと、入札時に必要な書類が足りず入札が無効になっていました。
おそらく、最近提出が必須になった「暴力団員に該当しないことの陳述書」の入れ忘れだと思われます。

書類が入ってなかったら後から提出して下さい
っていうのが、通らないのが競売入札です。
不動産競売の手続きは、学校の提出物みたいには行きません。
言うなれば受験票を忘れて受験が受けれないのと一緒です。
必要書類が揃ってないと、その入札は無効となります。
それに伴って、今回私が最高落札者として繰り上げ当選した形になったようです。
当の本人は開札するまで、入札が無効になっているのは気づかない訳で、開札当日自分が入札した額の半値で落札した人がいるなんてご本人はさぞ悔しかったでしょう。
ちなみに、落札者が閲覧できる競売資料の中に他の入札者の入札書も入っています。
入札書には入札者の住所や連絡先も書いてあるので、こちらから連絡を取ろうと思えば取れます。

落札出来なかった人に280万円で売却したら・・・
などと下品な事が頭に過りますが・・・
自己解決できないような商品を他人に売却なんて出来ない。
そんな考えで思いとどまります。
プロ意識大事。
真っ当な方法での解決方法
邪な考えを思いとどまったので、真っ当な方法で事態の終結を図ろうと思います。
基礎知識として、一般的な物件引き渡しまでの流れを軽くご説明
競売によって土地建物を取得した際に、落札者が所有権を有するのはあくまで不動産のみ。
占有者がいる場合(家財が建物に残っている場合)は占有者に明渡しをしてもらわなければなりません。任意に明渡してもらえない場合には強制的に明渡ししてもらうことになります。
そして競売事件の場合は、明渡請求訴訟は省略して引渡し命令の申し立てをすることができます。
申し立てが受理されれば強制執行の手続きとなり、執行官が催告の上、強制執行を行って引渡しが終了します。
今回のケースは占有者が元所有者の法人代表者。
代表者はアメリカ在住。連絡方法不明。
海外在住の相手に明渡し請求をする方法
突然ですが、執行官曰くアメリカの人を相手に明渡し請求をする方法講座

ぱちぱちぱち!
- まず「不動産を明け渡してね」っていうお手紙を書きます
- 法律に強い翻訳家を自分で雇って英語に翻訳します
- 弁護士にお願いして相手の所在地を調べます
- 相手にエアメールを送って所在を確定します
- お手紙をアメリカの日本領事館を通して相手に送ります
ちなみにこのお手紙が相手に届く流れはこちら
私
⇒受訴裁判所
⇒最高裁判所
⇒外務省
⇒アメリカの日本領事館
⇒アメリカの指定当局
⇒アメリカの受託当局
⇒相手
送達に要する期間 1年

はぁぁ~~~???
お手紙届けるだけで1年もかかるの?
1年後相手にお手紙が届いてから強制執行の手続きになるという事は、毎回送達の度に1年の時間を要するって事?
そんなスケジュールでは、新しく購入した海小屋を利用出来るようになるのは、最短でも数年先という事になってしまいます。
さらにコロナの情勢でスケジュールはもっと先延ばしになってしまう可能性も。

自力救済・・・
▼自力救済
自己の権利を侵害された権利者が、法律の手続きによらず実力行使をもって権利を実現することを「自力救済」と言います。 日本はじめ近代国家では、自力救済は原則として禁止されています。
そんな言葉が頭に浮かぶも、ぐっと我慢。
遵法まじ大事。
足りない頭を使って何か方法はないか一生懸命考えます。

うーん

うーん

あっ閃いた!!
画期的な解決アイディアが浮かんだ私。
上手くいけば明渡しのコストを大幅に削減でき、スケジュールも超大幅に短縮できるかもしれません。

これで、なんとかなるかもしれない!

希望の光が見えてきた?

持つべきものは経験と戦友!

次回も楽しみ!
最後までご覧頂きありがとうございました。
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この記事を書いたのは

おさ
東京在住、3人家族
秩父・外房を中心に活動中
好きなことを好きなだけ
アウトドア・音楽・料理・家庭菜園・不動産…
好奇心旺盛がゆえに多趣味・多拠点生活中