これから冬に向け、長期休暇の計画を立てている方も多いのではないでしょうか。
豪華なホテルや人気の温泉地も良いですが、ファミリーや仲間でゆっくり過ごしたい方におすすめなのが「貸別荘」です。
また、二拠点生活や移住で別荘やセカンドハウスを検討している人にもおすすめしたいのが「貸別荘」
一般的に自然豊かな環境は、夏と冬では気温も過ごし方も大きく変わります。
そこで貸別荘を利用して、冬に候補地に滞在することで事前に地域環境を確認しておくことも大切です。
そこで今回は、冬ならではの貸別荘の楽しみ方と、滞在したい貸別荘を目的別にご紹介します。
貸別荘とは

貸別荘とは、一般的に一戸建てを丸ごと貸切りで利用できる宿泊施設のことをいいます。
また、ホテルや旅館と異なり食事が付かないため、素泊まりとなります。
大体は、キッチン設備や調理器具、食器類が用意されていますので、自炊することができます。
よって、食材や飲み物の持ち込みが可能です。
そのためファミリー利用はもちろん、大人数でのグループ旅行や合宿などにも利用できます。
一方で、最近では夕食・朝食付きの宿泊プランや出張シェフを呼べるオプションを用意してある貸別荘も増えていますので、「旅行中に料理をしたくない」という方は食事付きプランを選ぶと良いでしょう。
建物も、民家風の貸別荘から洋風の貸別荘、また丸太で作られた本格的なログハウスもあり様々です。
ファミリーには貸別荘がおすすめ!

近年では30~40代のファミリーが別荘を所有せずにコストを抑えて二拠点生活を楽しむという理由で貸別荘が人気を集めています。
別荘を購入するとなるとそれなりの投資額と維持費が必要になります。
しかし別荘を所有しなくても、貸別荘を利用することで自然や静かな環境の中で過ごすことができます。
所有しているような感覚で別荘ライフを体験することができるため、コストとリスクを抑えて非日常感を味わいたい人にとってオススメです。
更に貸別荘にはホテル滞在とは別のメリットもあります。
①他の宿泊者と接触が少ない
コロナ禍以降、旅行を控えてる方もまだまだ多いのではないでしょうか。
行動制限が解除されても、人が多いところはどうしても気になってしまいます。
その点、貸別荘(ヴィラ・コテージ)では、基本的に宿泊施設を利用できる人は1日1組だけですので、他の宿泊客と接触はありません。
観光地に行かなくても普段の生活から離れ、貸別荘でゆったりとした時間を過ごすだけでも、日頃のストレスから解放されることでしょう。
②グループ・大人数での宿泊が可能
貸別荘では、ファミリー利用はもちろんのこと、施設によっては10名以上で宿泊することもできます。
そのため家族だけでなく、複数の友人家族や親せきなど大人数で利用するのに最適な宿泊施設といえます。
大きなリビングで談笑したり、プライベートガーデンでBBQをするなど、自宅やホテルでは難しいことを経験できるのが魅力です。
③時間が自由
旅館やホテルなどの場合、食事の時間・お風呂の時間・布団敷きの時間などが決められている場合が多く、慌てたり急いだりといった行動になりがちです。
貸別荘はチェックアウトの時間はありますが、食事などが付いていないため、自分達のペースでのんびりと過ごすことができるというメリットがあります。
④利用料金が安い
値段の高いリゾート別荘や宿泊プランも様々なので一概には言えませんが、一般的に一棟あたりの費用で設定されている場合が多いです。
そのため、複数人で利用すると1人あたりの宿泊費が大幅に下がるため、家族でリゾートホテルや旅館に宿泊するより安くなることもあります。
ヴィラ?コテージ?貸別荘の種類

貸別荘にもいろいろな種類があり、一戸建てタイプを基本として、連棟式(1棟内に複数戸、玄関は別々)や、マンションの1室を借りるようなコンドミニアムタイプなどがあります。
最近では、古民家をリノベーションした貸別荘が多く造られ、地域活性化や新たな観光事業としても注目されている分野です。
ここでは、貸別荘やキャンプ場などで聞かれるヴィラやコテージ、バンガローの違いについて説明します。
ヴィラ
ヴィラは、英語の「villa(別荘、大邸宅)」からきています。
主にリゾート地で見かけることが多く、高級リゾート宿泊施設というような位置づけです。
施設は戸建てが一般的で、プール、ガーデンなどが付いていたりとリゾートホテルのような設備であることが多いです。
そのためヴィラから出なくとも、充実した時間を過ごせるようになっています。
施設によっては客室係もおり、食事などを準備してくれるところも多いです。
コテージ
コテージは主に山や湖など、自然豊かな場所に立地していることが多いため、キャンプ場に建てられているイメージの方が強いかもしれません。
コテージタイプの宿泊施設は、基本的に食事は自分たちで用意します。
施設によっては食事プランや食材を申し込むことで準備してくれるところもあります。
一棟の一戸建てといった部分はヴィラと同じで、家具や水回りの設備も整っています。
トイレやシャワーが施設内に完備されているため、泊まる部屋のみの簡易的な設備となっている「バンガロー」と違い、わざわざ外に出て共通のトイレやシャワーを使う必要がありません。
ヴィラよりもアウトドア感を楽しめるのが、コテージの特徴でしょう。
ロッジ・バンガロー
ロッジは丸太で造られた小屋を指します。
山に建設されていることが多く、施設内にトレイ、シャワーなど生活に必要な設備は整えられているため、コテージとの違いは建物の構造や呼び方ということになります。
対してバンガローは、簡易的な宿泊小屋を指します。
トイレ・シャワー、炊事場などは共同となります。
設備の充実さはヴィラが最も良く、普段とは違うワンランク上のひとときを過ごすことができます。
コテージでは、自宅と遜色無い生活が可能、バンガローはキャンプをメインとしつつ自然の中で宿泊したい方におすすめです。
宿泊費用は設備の充実さに比例して変動しますので、一般的にはヴィラが最も高額で、バンガローが1番安価となっています。
冬ならではの貸別荘・コテージの楽しみ方

冬の貸別荘やコテージでの滞在は、雪景色や寒い季節ならではの楽しみがたくさんあります。
ここでは、冬ならではの別荘・コテージの過ごし方についてご紹介します。
雪景色
まず、冬と言えば雪景色です。
雪の降る地域や山岳であれば窓から見える雪景色を楽しむことができます。
更に美しい雪景色の中で散歩や家族で雪だるまを作ったりと外での楽しみもあります。
薪ストーブ・暖炉
別荘・コテージの中で冬ならではの楽しみ方と言えば、薪ストーブなど暖炉。
暖炉の火を眺めながら、のんびり過ごす時間は何にも代えがたいものです。
温泉
寒い季節には温かい温泉で心身共にリラックスがおすすめです。
温泉付きコテージや温泉地に近い貸別荘であれば、滞在中に温泉を楽しむことも可能です。
天体観測
冬の夜は空気が澄んでいるので星空を眺めるのに適した季節とも言えます。
都市部から遠ざかった別荘地では、星座や流星群を観察することもできます。
のんびり室内で
寒い季節だからこそ家族とのんびり室内で過ごすのも良いでしょう。
一緒に手の込んだ料理を作ったり、ホームシアターで映画を観たり、家族で過ごす時間。
冬の別荘・コテージ滞在は、忙しい日常を忘れて居心地の良い別荘内でのんびり過ごすのに適した時期と言えます。
ホームパーティー
冬はクリスマスやお正月など、人が集まるイベントが盛りだくさん。
都会のマンションでは親族、友人を大人数呼んでのホームパーティも難しいですが、収容人数が多い貸別荘やコテージではホームパーティも可能です。

【目的別】おすすめ貸別荘・コテージ[関東近郊]
この冬行きたい関東近郊の貸別荘・コテージを目的別にご紹介します。
薪ストーブで特別な時間
◆TOWAピュアコテージ(栃木・那須塩原)


北欧風コテージや現代的なデザイナーズハウスなど、様々なタイプの貸別荘・コテージが50棟もあるので、好みのデザインが選べます。
おすすめは薪ストーブと高原の絶景のコラボレーションを楽しめる「THE VIEW 千景台」
インテリアにもこだわっていて、「DEAN&DELUCA(ディーンアンドデルーカ)」をはじめとした洗練されたブランドを展開するウェルカムグループが、家具や雑貨をコーディネートしています。

温泉付きでほっこり滞在
◆little villa 柊日(長野・安曇野)


天然温泉と無添加グリル料理が楽しめる一日一組限定の貸別荘です。
信州安曇野の自然豊かな別荘地にあり、周りの目を気にせず無循環・無加熱の天然温泉や、地元食材を活用した無添加の食事をオプションで付けることができます。
冬の星空を眺めるなら
◆COVO YAMANAKAKO(山梨・山中湖)


大自然の中に佇む1日1組限定のプライベートコテージ。
本格アメリカングリルのBBQを楽しむ14畳のアウターダイニングと、しっぽりできる屋内リビングがあります。
周りには自然に囲まれ、静かな環境で綺麗な星空を眺めることができます。
きれいな夜景を一望
◆ブラン(静岡・熱海)


日本夜景100選に選ばれた熱海の夜景を一望できる一戸建て貸別荘です。
緑に囲まれた森林浴のできるバーベキューコーナーもあり、キャンプバーベキューの雰囲気も味わえます。
高級別荘地の最奥に位置し、プライベート感高い閑静な立地です。
他にも温泉地ならではの、温泉を浴槽に張ることのできるオプションサービスもあります。
ホームシアターで映画を楽しむ
◆THEATER1(東京・西多摩)


東京唯一の村・檜原村にある1組限定の隠れ家的な宿泊施設。
5,000坪もの広大な森林の中にポツンと1棟のみの贅沢な空間で、遮るもののない本物のプライベート空間があります。
最高のロケーションとこだわりの100インチの大画面ホームスクリーンや4Kプロジェクター、本格AV器で映画館以上の視聴体験ができます。

食事付きでのんびり滞在
◆SUNAO Retreat 奥白浜(千葉・南房総)


1日1組の古民家貸別荘です。
庭には焚き火スペースやガーデンキッチン 、ティピーテント、屋内には薪風呂や薪ストーブがあります。
食事付のプランは料理人かつ、豆腐職人でもあるオーナーによる豆腐御膳を楽しめます。
薪割りなどの体験も楽しめ、里山散策やヨガ体験、SUPクルージングなど様々なアクティビティもあります。
大人数でホームパーティ
◆staydio no-name(千葉・南房総)


約100㎡のワンフロア、最大収容人数20名までの大人数で利用ができる貸別荘です。
広いキッチンにお洒落な食器も取り揃えられているので、クリスマスのホームパーティや、親戚・仲間で集まる年末年始にピッタリです。
また、近隣にはサーフポイントも多数あり、釣りのほかサーフィンなどのマリンレジャーの拠点としても利用可能です。
施設内イベントで盛り上がる
◆スウィートグラス(群馬・北軽井沢)


キャンプ、貸切コテージのシーグラスは毎月多彩なイベントが盛りだくさん。
12月はクリスマス限定メニューが楽しめるクリスマスマーケットや、オーナメント作りなどのワークショップが開催されています。
また、クリスマスは非日常な料理を作りたいという方におすすめな「暖炉グリル」や「石窯」付のコテージもあります。
手作りのピザや薪火でステーキを焼くなど、映画に出てくるような非日常な料理が楽しめます。

まとめ
今回は、冬ならではの貸別荘の楽しみ方と、目的別の貸別荘をご紹介しました。
- 貸別荘は時間が自由なためファミリーや大人数におすすめ
- 冬は室内設備が揃った貸別荘を選ぶと快適
- 薪ストーブや温泉付コテージで冬ならではの非日常体験を