こんにちは、二拠点生活研究所のおさです。
前回、既存収納の片付けと新規収納棚の設計、材料の購入までを記事にしました。
▼前編はこちら

今回は前編に続き収納の制作を書きたいと思います。

既存壁に棚受けの金物を取り付けてカフェ板を棚板として利用します。
この壁はプリント合板が張られていているんですが、実は通常入ってるであろう場所に下地がありません。
通常壁の下地は壁の構造的に縦方向に303mmピッチか455mmピッチで下地が入ってる事が多いのですが、うちの壁の下地はこんな感じ。

通常縦方向に入ってる下地が横方向にのみ入ってる構造になります。
通常の壁だと棚受けの金物の取り付け位置を、縦下地の上に取り付ければいいので簡単ですが、横下地だとこうもいかない。
下地がない際に使う「中空アンカー」という商品があるんですが、今回は電子レンジや調理スペースに掛かる重量を考えると耐荷重に問題があるので、金物取付をビスの取り付け位置とは関係なく、無理やりすべての横下地にビスで直接効かせることにしました。

金物取付の下地問題も解決しさっそく取り付け。
続いて棚板の切り出しを行います。



切り出した棚板を仮置きします。

木目に味があってなかなかいい感じに出来そうです。でも作業スペースに節があると、葱を刻んだときなんかにコロコロと転がって節にホールインワンする可能性も考え、ほかの木目の板にチェンジ。
置きたい家電の高さを図って棚受けを次々設置。

レンジやトースター等の高さから棚位置を微調整し収納棚の完成。

棚受けに板を固定するのは下からなのですが、最下段の棚を固定するのに一番苦労しました。
point
壁で受けている棚は最下段の下が浮く形状になるため、その隙間に掃除機やモップ等を入れて掃除をする事が出来るというメリットがあります。
キッチンの棚裏は嫌な虫達の住処になりやすいので、オープンになっていることの利点でもあります。
棚の上段はカフェ板を1枚だけ渡し収納にしています。

壁付けの扇風機を躱す形で作成しました。天板を調理スペースとして利用するつもりなので、作業時に頭の上を気にしなくていい設計にしました。
キッチン家電を収納した写真がこちら。

電子レンジやオーブントースターは備え付け、湯気が気になる炊飯器等は利用時に天板へ上げて使う予定です。
サイズを合わせて棚を作成したのでサイズピッタリで気持ちがいい。
棚の上部にはキッチンで使う小物や、ストックの調味料を配置。

ストック調味料の管理がずさんな私は、在庫が見える所に置いておかないと、今使ってる調味料が少なくなった時、ついまた買ってきてしまったりするので見た目が気になるけど仕方なく。
過去にストックがあるにも関わらず買い足し続けた結果、ラー油が4本溜まった時は流石に頭を抱えました。
今回は見せる収納がコンセプトでしたが、問題なのが改修前の棚についていた引き出しの中身。
ゴミ袋やラップ、アルミホイル。竹串や割りばし等細々したものの収納されており、その行先に悩みました。
悩んだ末に、簡単な引き出しも作っちゃうおうと計画。
100円均一のプラ収納に杉板を張り、取っ手を付けた簡易引き出しにしました。

想像よりもかわいく出来て満足。ごちゃごちゃだったキッチンもすっきり。見せる収納といっても隠したい小さなものもありますよね。
通常は引き出しのレールをつけたりして作業工程が大変になってしまうのですが、引き出しの中身は軽いものしか入れる予定がないので、プラ収納を置いているだけ。
木工精度なんて気にしなくていいので、DIY的には楽ちんです。
今回の改修でのコンセプトの一つ。調理スペースの確保。

キッチンスペースの関係上、コーヒーメーカーだけ天板に乗っていますが、1500mm×400mmと大きな調理スペースをしっかり確保!
これで大量の料理を作る時も楽ちんです。
出来ればここでも水作業をしたいので、いずれ天板には透明なビニールクロスを用意して設置したいと考えています。
今回の作業に掛かった費用と作業時間。
費用:2万円程度
時間:片付け清掃40分+設計15分+制作2時間=計3時間弱
休日の空いた時間で簡単にできて、素敵な使いやすいキッチンに大変身。DIY初心者におすすめの工法です。
最初に作りたいサイズをしっかり計算して、ホームセンターに指定サイズで木材カットをお願いしてしまえば、電動ドライバー1本あれば出来るというのも気軽でいいですね。

おしゃれなキッチンでの料理はテンションが上がって、料理効率が大幅アップ!
次はどこの何をDIYしようかな~と考えています。
最後までご覧いただきありがとうございました。
この記事を書いたのは

おさ
東京在住、3人家族
秩父・外房を中心に活動中
好きなことを好きなだけ
アウトドア・音楽・料理・家庭菜園・不動産…
好奇心旺盛がゆえに多趣味・多拠点生活中