こんにちは、二拠点生活所のおさです。
外房に別荘を買った理由シリーズも既に第5話。
色々な反響ありがとうございます。
前回、競売物件に入札をして開票を待っている状況。
はたして結果はいかに・・・。
◆外房に別荘を買った理由シリーズ◆
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そろそろ競売の結果発表じゃない?

あ、そうか
確かいすみの物件がそろそろだったね

あ、その反応
諦めてもう次をもう見つけてたり?

いやぁ、期待しない方が落ち込まないしね
競売物件の入札結果が出た
そんな日常生活をしている中、とうとう迫る開札期日。
開札期日とはその名の通り、入札があった不動産競売の結果発表の日です。
スケジュールに余裕があれば経験の為、裁判所に赴いて結果を聞く方が得られる情報は圧倒的に多いのですが、現在コロナ渦真っ只中。
今回はおとなしくインターネットで結果を確認します。
現地の開札時刻は10:00から。
インターネットに結果が表示されるのは凡そ2時間後になります。
11:45あたりからひたすらBITの開札結果のページを無言でリロード。

カチ・・・

カチ・・・

カチ・・・

カチ・・・

カチ・・・お、結果発表きた!
令和元年(ヌ)XXX号 いすみ市岬町XXX 入札件数 6件 落札価格 1,360,050円 個人

おーー!
金額的に落札出来たっぽい!
インターネットでは落札者の氏名は伏せられていて確認できないのですが、金額の末尾を少し変えておくと自分の入札した価格が解りやすくて探しやすいです。
またピッタリ同額で購入しようとしている人と、数十円差で競り勝つってことも稀にあります。
数十円差で負けるとか相当悔しいでしょうね。
ひとまず、無事に希望通りの金額で落札出来たようです。
後は売却決定の期日を待って、裁判所から最終確定の書類を待つのみ。
今回の売却決定期日は約1カ月後。
昔は1週間くらいで売却決定出てた気がするんですが、これもコロナの影響でしょうか。
その書類を待つ間に諸々の準備を整えておきます。
なぜなら、書類が届いてから物凄く短い期間に残金の入金や書類の提出等を行う必要がある為です。
無事に落札出来たテンションで、喜び勇んで準備にかかります。
それから1カ月
東京の本宅に裁判所より1通の手紙が届きます。

家に裁判所の茶封筒が届くとドキっとするよね
早速中身を確認してみると、無事に売却決定が下ったようです。
裁判所の執行官に、書類の到着予定日を確認してスケジュールはばっちり抑えてあるので、翌日には千葉地方裁判所に赴くことができます。
競売事件の資料閲覧に千葉地方裁判所へ

来所の目的は書類手続きと、競売事件の資料閲覧。
書類手続きは登記必要書類を持って、手続きを裁判所にお願いする形になります。
実は不動産競売での所有権の移転登記は、裁判所が無料でやってくれるのです。
司法書士を頼まなくてもいいからとてもリーズナブル。※登記印紙は本人負担です。
次に競売事件の資料閲覧。
これは、この物件がどういった理由で競売にかけられ、どのような関係者が何をどうしたといった3点セットには記載がない情報が書かれている競売資料。
落札者や関係者のみが閲覧できる非常に重要な資料となり、これを読めばなぜこの物件が競売に出ていたか、所有者はどのような人でどこに住んでいるのか。
個人情報もひっくるめて全て解き明かす事ができます。
初めての千葉地方裁判所。
今日は知名度の高い裁判でもあるのか、とても多くの人が傍聴席を求めて行列を作っていました。
その行列をすり抜けて目的の民事4部へ。
書類の手続きを手早く無事に済ませ、閲覧室で執行官より競売資料を受け取ります。

え?3冊も?
通常だと20cm位の分厚いバインダー1冊程度の資料量なのですがそれが3冊も。
これはとても嫌な予感がします。
資料が多いということはそれだけ証拠の提出が多いということ・・・
証拠提出が多いということはその分だけ拗れている案件の可能性が大です。

さすが記号(ヌ)!
資料をペラっとめくってみると・・・

あちゃーー
こじれに拗れる事件内容
書かれていた中身は予想通り非常にややこしい事件でした。
私が事前に予想していたストーリーは合っていたには合っていたのですが、
ソーラーパネル屋が事業失敗
借金残して音信不通
法人事務所差押えて競売
予想通りで納得の内容なのですが、その中で借金残して音信不通の部分。
他人の係争内容なのであまり詳しくは書けないのですが、軽く裁判資料を読んだ限り、
小さな会社がソーラーパネルの輸入をして、某有名企業に販売する契約が、『実は詐欺だったんじゃないのか、いや詐欺じゃないのよ(なのか?)裁判』
といった内容でした。

損害額はウン億円!?
結審して損害賠償の請求まで出てるので、きっと事件性はあったんでしょうけども・・・。
裁判の内容はさておき、物件明渡しの調整で法人代表者と連絡取れる気が全くしなくなりました。
連絡が取れないとなると、強制執行の手続きを取らないといけなくなってしまいます。

お話合いで済んだら予算的にお得だったんだけどな
出来れば元所有者と連絡を取って、明渡しの交渉が出来れば費用を抑えられるので、あわよくばという気持ちもあったのですが仕方ありません。
まぁ、不動産競売で元所有者と連絡が取れない事なんてしょっちゅうあるので諦める事として、強制執行の手続きに入ろうと思います。
元々予算は立てていたので、粛々と法に則って進めて行こうと思います。
元所有者への書類の通達先を調べようとページをめくって行くと資料の中にありました、連絡先住所。
居住地:アメリカ合衆国フロリダ州XXXX

法人の代表者ってアメリカ在住の人!?

というか、内容証明郵便って国際配達してたっけ?

このパターン初めてなんだけども!?
今まで、色々な競売物件を扱ったことがある私でも、元所有者が外国在住というのは初めてのパターンでした。
あまりにも解らない事が多すぎたので、執行官にご相談させて頂く事にします。

すみません、教えて欲しい事があるんですけど
執行官の方に相談に乗ってもらう事40分。色々な事が解りました。
特に、ものすごく面倒な案件を引いてしまったという事が。

なになに?
何があったの!?

・・・。
ショックのあまり言葉を失う私。
次回その驚愕の内容をお伝えしたいと思います。
最後までご覧頂きありがとうございました。
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この記事を書いたのは

おさ
東京在住、3人家族
秩父・外房を中心に活動中
好きなことを好きなだけ
アウトドア・音楽・料理・家庭菜園・不動産…
好奇心旺盛がゆえに多趣味・多拠点生活中