今年のゴールデンウィークは、久しぶりに遠出をするという人も多いのではないでしょうか。
都会の喧騒から離れてのんびり別荘やセカンドハウスで過ごすのもいいですよね。
しかし、
「普段の生活では、なかなか体を動かすことが少ない」
「子供と外で思いっきり遊びたい」
という方には、自然の中で楽しめるアウトドアレジャーもおすすめです。
今回はゴールデンウィークにやりたいアウトドアレジャーと、そのおすすめスポットをご紹介します。
今年のGWは最大10連休

今年(2024年)のゴールデンウィークは4月27日(土)~4月29日(月)「昭和の日」の3連休と、5月3日(金)「憲法記念日」、5月4日(土)「みどりの日」、5月5日(日)「こどもの日」、振替休日の5月6日(月)の4連休に分かれています。

間の30日、1日、2日を有休など使って休むと、【最大10連休】となります。
ゴールデンウィークの祝日の意味
1週間のうち4日間も国民の祝日があるゴールデンウィーク。
現在の日本の祝日数は年間16日なので、祝日の4分の1が「ゴールデンウィーク」ということになります。
ゴールデンウィーク初日の「昭和の日」は、1989年に崩御された昭和天皇の誕生日です。
「みどりの日」として長く親しまれていた国民の祝日ですが、2007年より「昭和の日」に名称が変わりました。
憲法が施行された1947年5月3日を記念し、「日本国憲法の施行を記念し、国の成長を期する」日とされています。
その半年前の1946年11月3日に憲法が公布され、憲法記念日は、施行を記念したものです。
ちなみに、11月3日は「文化の日」として国民の祝日に定められました。
「自然に親しむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ」日とされています。
もともとこの日は、憲法記念日とこどもの日の間の平日でしたが、連休として楽しめるように1986年から祝日になりました。
また、2007年より4月29日が昭和の日とされるとともに、みどりの日は5月4日に変更されました。
「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」日とされています。
鯉のぼりを飾る慣習には、滝をものぼる鯉のように、子どもたちにたくましく育ってほしいという思いがあります。
旬のアウトドアレジャー7選
日中は穏やかな気候に新緑が美しい5月。
そんなゴールデンウィークにこそ行きたい春のレジャースポットをご紹介します。
①急流を下るスリリングな「ラフティング」

ラフティングは、ラフトと呼ばれる小型のゴムボートで激しい流れの川を下る人気のアウトドアレジャーです。
ガイドや仲間と力を合わせて急流を越えることで結束感や達成感が生まれるラフティングは、最近では企業の研修に取り入れられる機会も増えています。
コースによっては急流下りだけでなく、渓谷の自然をゆったりと眺めながら下ったり、飛び込みや水遊びをしたり、さまざまな楽しみ方があるのも特徴です。
ラフティングのおすすめスポット
アウトドアセンター長瀞(埼玉・長瀞)
関東の中でも人気のラフティングスポットと知られる埼玉の長瀞。
荒川が流れる「長瀞渓谷」は、国の名勝および天然記念物に指定されています。
長瀞で一番の急流ポイント「小滝の瀬」を水しぶきを浴びながら乗り越えたら、長瀞渓谷のハイライト「岩畳」をボートの上から眺めることができます。
秩父鉄道「上長瀞駅」から徒歩でアクセスできる好立地なところもおすすめポイントの一つ。
他にも施設内でカヤック、レンタサイクル、BBQも楽しむことができ、一日中遊ぶことができます。
所在地 埼玉県秩父郡長瀞町長瀞1429
営業時間 9:00~18:00
定休日 4月~10月まで無休、それ以外は要確認
公式サイト https://gravity-zero-trampoline.com/
TOP水上カンパニー(群馬・みなかみ)
群馬県のみなかみはラフティングで有名なスポットです。
その中でも、ラフティングやキャニオニングができる水上町最大のアウトドアツアー会社「TOP水上」は、バギー、クライミングなど数多くのアウトドアレジャーを取り扱っています。
その他、グランピング、コテージも経営しているため、宿泊がセットになっているツアーがおすすめです。
所在地 群馬県利根郡みなかみ町綱子170-1
営業時間 ツアー日程を確認
定休日 ツアー日程を確認
公式サイト https://topminakami.com/
②ファミリーで楽しめる「カヌー」

パドルを手に持ち、舟に腰かけた状態で水面を漕ぎ進むカヌー。
川で楽しむものを「リバーカヌー」、湖で楽しむものを「レイクカヌー」といいますが、川や湖が多い日本では各地でカヌーやカヤックを体験できます。
少し練習すれば初心者でも気軽に水面を漕ぎ進められるのもおすすめのポイントです。
川岸の植物を観察したり、木々のトンネルの下をクルージングしたり、ゆったり水上散策しながら自然を満喫することができます。
カヌー・カヤックのおすすめスポット
富士漫遊社(山梨・富士)
山梨県富士河口湖町にある「河口湖」は、富士山が臨める「富士五湖」のひとつ。
1〜3人でパドルで漕ぐタイプカナディアンカヌーに乗って湖上から眺める富士山はまた格別です。
お子さんとも一緒に楽しめるので、ファミリーで大自然を満喫できます。
所在地 山梨県南都留郡富士河口湖町勝山861
営業時間 9:00~18:00
定休日 ツアー日程を確認
公式サイト https://www.fujimanyu-sha.com/
③癒やしとエクササイズ「SUP」

「Stand Up Paddleboard(スタンドアップパドルボード)」の略称であるSUP(サップ)は、その名の通り専用のボードの上に立ち、パドルを使って水面を漕ぎ進むウォーターアクティビティです。
水面に浮かべたボードの上に立つなんて難しそう…と思うかもしれませんが、安定感があり初心者でもすぐに立って漕ぐことができる手軽さが魅力です!
またSUPは自由度の高さも人気の理由で、釣りをする「SUPフィッシング」、ヨガをする「SUPヨガ」などもあります。
ボードに乗ってバランスを取ることで体幹強化への効果があるとされ、エクササイズとしてSUPを取り入れる人も増えています。
SUPのおすすめスポット
UMItoYAMA(千葉・南房総)
サーフィンでも有名な千葉の房総半島は海の透明度が高く、ボートの上で海を眺めているだけでも癒されます。
SUPが体験できる「UMItoYAMA」は、プロサーファー(日本プロサーフィン連盟公認)が主宰する安心安全のスクールで、初心者でも安心して始められます。
JR安房勝山駅から徒歩10分の好アクセスなところもおすすめポイントです。
所在地 千葉県安房郡鋸南町竜島165−53
営業時間 9:00~18:00
定休日 ツアー日程を確認
公式サイト https://south-surf.com/
④オリンピックで注目「ボルダリング」

ボルダリングの語源は、Boulder(ボルダ―)「巨岩、石ころ」から来ており、これにingをつけてボルダリングと言われております。
ボルダリングは2020年東京オリンピックで採用されたスポーツクライミングの一つです。
ボルダリングはクライミングの一種で、3~5mの壁を安全確保なしに登るものを指します。
そのため、自然岩・人工石(ホールド)共に安全確保がないものは「ボルダリング」と呼びます。
人工石の場合、壁についたホールドと呼ばれるカラフルな石のそばに、目印になるマークがあり、同じマークのホールドだけを使って、スタート地点からゴールを目指します。
ボルダリングでは、そのコースのことを課題と呼び、他の課題と混ざらないように、同じ数字のテープなどでスタートからゴールまで表示されています。
ボルダリング・クライミングのおすすめスポット
深谷クライミングヴィレッジ
クライミングは最大9mのリード壁と、4mを超えるウォールを有するクライミング施設です。
ロープを使ったリードクライミングもボルダリングも、両方のクライミングを体験できます。
小学生を対象としたジュニアスクールや初心者の方対象の講習会も行い、初心者でも安心して楽しむことができます。
所在地 埼玉県深谷市上柴町東 3-13-16
営業時間 月~金10:00~23:00 土日9:00~23:00
定休日 なし
公式サイト http://fukaya-sv.jp/climbing.html
道の駅 みなかみ水紀行館
高さ8メートルのフリークライミングを体験できます。
その魅力はなんといっても道具貸出料込みで700円という価格。
一般的な都内のボルダリングジムでは2000円以上かかりますが、こちらはリーズナブルな価格で楽しむことができます。
また、クライミング施設は道の駅内にあるため、他に利根川に生息する生物を見ることができる『水産学習館』や足湯、農産物の販売、食事処など観光施設としても充実しています。
所在地 群馬県利根郡みなかみ町湯原1681-1
営業時間 10:30~12:30、13:30~15:30(受付終了は30分前)
定休日 7月~10月なし、11月~6月第2・第4火(祝日の場合、翌日)
公式サイト https://mizunofurusato.com/
⑤大人にも人気「トランポリン」

実は大人にも人気の「トランポリン」
体を動かすという点だけでなく、日常では味わえない浮遊感は、ストレス解消にもつながります。
多彩なトランポリンを備えた専用の施設も増えており、その中でもおすすめを紹介します。
トランポリンのおすすめスポット
グラビティ・ゼロ(神奈川・相模原)
屋内一面に設置されたトランポリンが圧巻の大人から子どもまで楽しめる屋内トランポリン施設です。
レジャー用から競技用の本格的なものまで色とりどりのトランポリンが揃っています。
「タントラ&ピット」という長いトランポリンから、大量のスポンジプールにおもいっきり飛び込むトランポリンがおすすめ!
所在地 神奈川県相模原市中央区すすきの町41-28
営業時間 14:00~20:00、土・日・祝10:00~20:00
定休日 なし
公式サイト https://gravity-zero-trampoline.com/
Sweet Grass(群馬・北軽井沢)
関東で人気の高規格キャンプ場「Sweet Grass」内にあるトランポリンは、ファミリーに人気のスポットです。
こちらは宿泊者のみが使用できるため、キャンプと一緒に楽しみたいという方におすすめ!
トランポリンが近い「ポリンポリンサイト」が人気です。
他にカフェスペースや、薪焚の湯、ドッグランなど施設が充実しているキャンプ場です。
所在地 群馬県吾妻郡長野原町北軽井沢1990-579
営業時間 8:00〜18:00
定休日 なし
公式サイト https://sweetgrass.jp/
⑥絶景を独り占め「パラグライダー」

パラグライダーは上昇気流を利用して、翼を操作しながら空を飛ぶスカイスポーツです。
その魅力は、なんといっても空を飛ぶ鳥の目線で絶景を独り占めできること。
初心者が体験できるツアーには、自分で操作をして数メートルの高さに浮き上がる「浮遊体験」と、経験豊富なベテランパイロットと一緒に、高度数百メートルを飛ぶ「タンデムフライト」があります。
浮遊体験では器材を背負って斜面を登り、駆け下りるといった動作を繰り返すため、ある程度の体力は必要で、多くのツアーでは小学生から体験可能です。
一方、タンデムフライトは操作はすべてパイロットにお任せ!
動作としては一緒に斜面を駆け下りるくらいなので、幼児でも参加できるツアーが多いのが特徴です。
パラグライダーのおすすめスポット
こまちパラグライダースクール(茨城・つくば)
日本有数のフライトエリアがある茨城県。
霞ヶ浦を一望できるすばらしい環境の中、ゆったりとフライトを楽しむことができます。
体験飛行や山頂からインストラクターとの二人乗りフライトがあるため、初めての方でも思う存分空を満喫できます。
山や田んぼが広がる自然いっぱいの景色を見ながらのフライトはまさに鳥気分です。
所在地 茨城県土浦市小野126-7 日枝神社内
営業時間 -
定休日 木・金(定休日が祝日の場合は営業)
公式サイト https://www.komachipara.com/
⑦馬と自然に癒される「乗馬・ホーストレッキング」

乗馬というと、乗馬クラブに入会してレッスンを受けるというイメージがありますが、1回限りの料金でリーズナブルに体験できるツアーもあります。
特に人気なのが馬場を出て、森や海岸など自然の中で楽しめる乗馬体験「ホーストレッキング(外乗)」です。
ホーストレッキングの魅力は、馬上からの高い視点で周囲の自然を見渡せることです。
さらに、馬とふれあうこともできるため、癒やしも感じられると昨今人気の体験レジャーです。
乗馬・ホーストレッキングのおすすめスポット
八ヶ岳ロングライディング(山梨・八ヶ岳)
八ヶ岳の森林コースをはじめ世界遺産の富士山や、南アルプスを眺めるコース、武田信玄ゆかりの棒道コースなど選べるコースがたくさんあります。
2名様以上のご予約でグループごとに専属ガイドが付く貸切ホーストレッキングのプランもあり、家族で楽しめます。
所在地 山梨県北杜市小淵沢町10265
営業時間 8:00〜19:00
定休日 なし
公式サイト https://www.y-long-riding.com/
アウトドアに必ず持っていきたい物

日焼け止め
肌に影響を与える紫外線の量は、3月頃から上昇して5月から9月にかけてピークを迎えます。
そのためGWの5月は紫外線のピークの時期となります
特に長時間外で過ごす場合は夏とほぼ変わらないダメージを受けるため、日焼け止めを持って行きましょう。
サングラス
長時間、強い紫外線を浴びると、白内障や黄斑変性(おうはんへんせい)症という、視界がゆがんだり目が見えなくなったりする病気を引き起こす可能性があります。
また、角膜炎(かくまくえん)になるリスクもあります。
そのため、登山やアウトドアでのレジャーなど、日中の大半を強い紫外線の中で過ごすときには、サングラスを着用することをお勧めします。
速乾タオル
速乾タオルは、その名の通り水を吸っても普通のタオルよりも乾くのが早いタオルのこと。
濡れた体を拭いたり、濡らして暑さや紫外線対策をしたり、いろいろな使い方ができるため1つ持っておくと便利です。
ウィンドブレーカー
天候が崩れやすかったり、朝晩が肌寒かったりするこの季節にはウィンドブレーカーを持っていくことをお勧めします。
ナイロンやポリエステルといった薄い素材が使われていて、コンパクトな上に、防風、撥水性に優れているのも特徴です。
大雨の中で長時間着続ける用途には向きませんが、小雨程度なら水濡れを防げるため急な天候の変化にも対応できます。
虫よけグッズ
長時間屋外で過ごすレジャーは、虫よけグッズがあると便利です。
とくに、自然豊かな場所は虫も多いので、虫よけスプレーや、虫よけリングなどを用意しておくと安心です。
虫に刺されてしまったときのために、虫刺され用のかゆみ止めや軟膏などもセットで準備しておくとよいでしょう。
まとめ
今回はゴールデンウィークにやりたいアウトドアレジャーと、おすすめスポットをご紹介しました。
- 今年のGWは最大10連休
- ボルダリングやラフティングなど人気のレジャーへ出かけよう
- 日焼け止め、防寒着を忘れずに持っていこう