二拠点生活が注目を浴びている中、都会から地方へセカンドハウスや別荘を購入する人が増えています。
また、コロナ禍以降は不特定多数との接触を避けるため、プライベートが確保できるとして貸別荘の人気も高まっています。
しかし、実際に別荘を購入か貸別荘にするは悩むところですよね。
「購入するのはちょっとハードルが高い」
「貸別荘は実際どうなんだろう?」
そこで今回は別荘購入と貸別荘のメリット・デメリットを見て、自分にあった別荘はどちらか見ていきましょう。
貸別荘のおすすめ予約サイトもご紹介します。
貸別荘とは

貸別荘とは、一般的に一戸建てを丸ごと貸切りで利用できる宿泊施設のことをいいます。
また、ホテルや旅館と異なり食事が付かないため、素泊まりとなります。
大体は、キッチン設備や調理器具、食器類が用意されていますので、自炊することができます。
よって、食材や飲み物の持ち込みが可能です。
そのためファミリー利用はもちろん、大人数でのグループ旅行や合宿などに向いています。
一方で、最近では夕食・朝食付きの宿泊プランや出張シェフを呼べるオプションを用意してある貸別荘も増えていますので、「旅行中に料理をしたくない」という方は食事付きプランを選ぶと良いでしょう。
建物も、民家風の貸別荘から洋風の貸別荘、また丸太で作られた本格的なログハウスもあり様々です。
今、貸別荘の需要が増加

近年において貸別荘の需要は上昇を続けていますが、その背景には何があるのか見ていきましょう。
コロナ禍による旅行スタイルの変化
これまで旅行はホテルや旅館といった宿泊施設が人気でしたが、コロナ禍以降は不特定多数の人との接触を避けるために、キャンプ場や一棟貸しの貸別荘に人気が集まりました。
そのため、観光地やリゾート地には貸別荘の建築が相次いでおり、一昔前の豪華で大きな別荘ではなく、コンテナハウスやタイニーハウスなどコンパクトな貸別荘など様々な年代層・ニーズに応える形で増えてきています。
別荘を所有するオーナーの動き
別荘を所有しているオーナーたちも常に建物を利用しているわけではありません。
別荘は年間の維持費や修繕費も高額なため、貸別荘として運営をしているオーナーも多く、消防法及び旅館業法の許可要件を満たすためにリフォームやリノベーションを実施する動きが活発化しています。
別荘購入のメリット・デメリット

まずは別荘購入のメリット・デメリットを見ていきましょう。
- 行きたいときに、いつでも行ける
- 宿泊数、到着時間などを気にせず自由に過ごせる
- 子ども連れでも周囲の目を気にせず安心して過ごせる
- 必要なものは別荘に置いておけるので、大荷物で移動する必要が無い
- 自分好みの物件、内装にカスタマイズできる
- 災害時の避難先としても利用できる
- 将来の移住先とする選択肢もある
- 使用しない期間に貸別荘として活用し、副収入を得る選択肢もある
- 固定資産税・公共料金の基本料金など、固定費が増える
- 家に風を通す、庭の雑草取りなど管理が必要
- 格安の中古物件を購入する場合、大規模な修繕費用が必要なケースがある
- 別荘地として開発された場所の場合、年月とともに価値が暴落する可能性を含んでいる
別荘購入の最大のメリットは「行きたいときに、いつでも行ける」、「大荷物で移動する必要がない」という点です。
また災害の多い日本では「災害時の避難先としても利用できる」という点でも別荘やセカンドハウスが注目を集めています。
しかし別荘購入は初期費用の他に、建物管理や維持費がかかるという現実があります。
特にローンで別荘を購入する場合は、長期的な視点で無理なく維持していけるかどうかをよく検討しましょう。
貸別荘のメリット・デメリット

続いて「貸別荘」のメリット・デメリットを見ていきましょう。
- 必要なときに、必要な分だけ料金を支払って利用できる
- 掃除など家事から開放されて時間を過ごせる
- 気分に合わせて色々な別荘地を楽しめる
- 宿泊費が高くつくことがある
- 宿泊数、到着時間、宿の利用方法などを、その都度検討が必要
- 物件やインテリアを自由にカスタマイズできない
- 混雑時期には予約が取りづらい
- 必要な荷物全てをその都度パッキング&片付けする手間が発生
貸別荘を利用する最大のメリットは、「必要なときだけ料金が発生し、管理が必要ない」、「家事から開放される」という点です。
ただし、宿泊人数や日数によっては費用がかさむこともあり、人気別荘地は予約が取りづらいというデメリットもあります。
使用頻度や人数によっては、中古物件などの別荘として購入した方が安いケースもあるため利用シーンを考えて検討しましょう。
【結論】別荘購入と貸別荘ならどっちがいい?

別荘購入、貸別荘の利用共にメリット・デメリットがあるということを見てきました。
結論、別荘購入がいいのか、貸別荘がいいのかは利用人数や頻度、目的によると言えるでしょう。
- 物件を自由にカスタマイズしたい
- いつもでも好きな時に行きたい
- テレワークや週末など、利用頻度や滞在日数が多い
- 災害時の避難先としても考えたい
- 将来の移住先とする選択肢もある
やはり物件を自分好みにカスタマイズしたり、趣味の部屋を作ったりしたい人には購入がおすすめです。
また、将来移住先として考えている場合には購入という選択肢も良いでしょう。
利用頻度が低い場合でも、購入の場合は他者に貸別荘として貸し出すことも可能です。
- 別荘に訪れる頻度が低く、維持管理が難しい
- 掃除など家事から開放されて時間を過ごしたい
- 色んな別荘地に行ってみたい
別荘に訪れる頻度があまり高くない場合、建物や庭の管理が大変な場合があります。
しかし別荘管理会社などがある区画では、購入の場合でも建物や庭の管理をしてくれるサービスがあります。
建物を自由にカスタマイズしたい場合は、そういったサービスを利用することで維持管理が難しい点を解消できるでしょう。
他に、色んな別荘地に行ってみたいという方には貸別荘がおすすめです。
おすすめの貸別荘予約サイト

最後に貸別荘のおすすめサイトをご紹介します。
Airbnb
Airbnbは、世界中で使われているもっとも有名な民泊サイトです。
Airbnbの特徴は、全国の個人所有の別荘も多く登録されており、選択肢が多い点です。
バリエーションも豊富なので、気に入ったところや口コミを参考に安心して利用することができます。

STAYCATION
貸別荘・コテージ・一棟貸しの宿泊予約サービスです。
人気の別荘エリアを検索しやすくなっており、掲載されている美麗な写真と豊富さには圧倒されます。
人気別荘エリアで貸別荘を探す場合にはおすすめのサイトです。

STAY JAPAN
民泊・農泊など、日本の個性的な宿が見つかる予約サイトで、2019年国土交通大臣賞を受賞しています。
貸し別荘・一棟貸ししている物件が厳選されており、物件の画像も豊富です。
農業体験、漁業体験以外にも、寺泊や合掌造に泊まれるなど、ユニークな宿泊施設が揃っています。

まとめ
今回は別荘購入と貸別荘のメリット・デメリットを見て、自分にあった別荘はどちらかを見てきましました。
- 旅行スタイルの変化により別荘需要が高まっている
- 別荘購入と貸別荘はどちらにメリットを感じるかによって変わる
- 貸別荘の予約は数が少ないため早めが◎