こんにちは、二拠点生活研究所のおさです。
私が秩父の拠点に利用している『秩父リフレッシュ村』
秩父リフレッシュ村とは、埼玉県秩父郡小鹿野町にある別荘地。
自然に囲まれた静かな環境で、リラックスと癒しを求める方々に理想的な別荘分譲地です。
秩父の美しい山々と森林に囲まれ、都会の喧騒から離れて、穏やかなひとときを過ごすための特別な場所。都心からも近いため頻繁に通いやすく、立ち並ぶコテージでキャンプ気分を堪能できます。
今回ご縁があって、その別荘区画内のひとつを販売するお手伝いをすることになりました。
所有者はご高齢の為なかなか別荘を利用出来なくなってきたので、大切に使ってもらえる方に譲りたいとの事。
築年数も経ってメンテナンスが必要な個所も出てきたので、相談の上そこを改善してから売却することになりました。
▼前回は内装の工事計画でした
今回はこちらの薪ストーブの炉台を、リノベーションしていこうと思います。
前オーナーがDIYで設置した薪ストーブ。
色々考えられて設置されたようですが、遮熱対策が気になる所・・・。
思い出が詰まっている炉台なので大事にしたい所ですが、安全対策はキチンと取りたいので再施工させて頂きました。
というわけで、まずは解体と準備に分かれて作業します
かしこまりました
はい!
土台のレンガは並べているだけですぐに取り外せそうです。
薪ストーブをエントツから解体し、部屋の端っこに移動させて、土台のレンガを撤去。
壁の石が結構しっかりくっついてるなぁ
これ壁に直接モルタル?
これはタイル用の接着剤みたいだね
かなりしっかりとくっついているので、元の壁材をもっていかないように慎重に剥がしていきます。
その後、壁に残った接着剤をスクレーパーでさらに取り除いていきます。
特に石がついていた一番上の部分は、今回壁材を取り付けないので極力綺麗にしておきたい。
壁の石を外している間、準備班には壁材と土台のタイルをデザインしながら並べて床置きに。
今回、土台は1220mm×910mm、壁は1220mm×1000mmで設置します。
こういったレンガ、タイルは事前に並べながらデザインを考えておいて、施工する時は一気に張り付けていくのが楽ですよ。
ちなみに今回使用した土台と壁石材はこちら
土台はガンメタリック調のブラックタイル、壁材は石をランダムに積んだようなデザインのストーンタイル。
千葉から埼玉まで何軒かの店舗を走り回ったけど、これというものに出会えなくて、結果石材問屋からネット経由で購入しました。
ネットショッピングは色んな素材が取り寄せられるのでデザイン的にも幅が広がっていいですね。
さて、元の石材を外した後は、陸を合わせるための下地材を壁に打ち付けます。
これは壁材のストーンタイルを接着するために、耐火用に下地を兼ねてケイ化カルシウム板を設置するのですが、下地高さを均一にするためと、壁板面との間に空気層を造り、壁板面の低温炭化を抑える事が目的です。
床はシンプルに大判タイル(300角)で仕上げます。
薪ストーブは重量があるので、床下の大引き根太を意識しながら場所を設定しました。
ここでタイル接着剤が乾くまで作業は一旦中断です。
接着剤が乾く前にうっかりタイルの上に乗ってしまったもんなら、その部分だけタイルが沈み、土台の高さが均一ではなくなってしまいます。
- 2日目 -
今日もがんばろー
お願いします
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タイルの接着剤が乾いていることを確認して、ケイ化カルシウム板を壁に打ち付け、石材用の専用接着剤でストーンタイルを貼っていきます。
事前に貼る順番を並べておいたので、作業はあっという間。
個性がある石材なので隙間が空くところは段ボール等の緩衝材をつけて設置しました。
おー、いい感じ!
想像以上に重厚感があります。
続いて、タイル接着剤が乾いている事を確認してタイルに目地材を入れていきます。
タイルの色に合わせてグレーの目地材を選んでます。
この辺りは好みですが、タイルが黒ガンメタリックだったので、目地材を黒く着色しようかとも検討しましたが、素のグレーの方が目立たないですね。
タイルの見切り材は、採寸後にダークブラウンのステインを塗装。思ったより黒い。
見切り材は木工用ボンドで接着していますが、乾くまで浮かないようにカクシ釘を打っておきます。
これは木の部材を接着する際に乾くまでの仮止めをする釘で、内装釘とも呼ばれています。
接着剤が乾いたら、ピンクの部分をハンマーで横からたたくことで簡単に釘の頭を落とすことができます。
その後、薪ストーブを土台の上に戻して、煙突の調整をして
おしゃ、完成だー!
接着剤が乾くの待ちと、他の工事も行った関係で施工期間は3日間。
想定よりも順調に進んで良かったです。
次回は同じ3日間で行った他の内装工事について書きたいと思います。
最後までご覧頂きありがとうございます。
▼コテージリニューアルの1回目