二拠点生活(デュアルライフ)をしたいというニーズは近年増加傾向にあります。
以前は「地方移住=転職」というイメージが強くありましたが、現在はテレワークや副業の普及によって、都市部での仕事を続けながら地方とも関わる働き方が現実的になってきました。
しかし、2025年の調査で、首都圏在住者の約3人に1人が二拠点生活に興味を持っている一方、実際に実践している人は4%程度にとどまっており、その背景には、“費用”や“管理の手間”といった大きな壁があることが明らかになりました。
出典:「2拠点生活に関する意識調査」SANU-PR TIMES
費用に関しては、現在の収入を増やす副業を考える方も多いと思います。
今回は、地方と関わる仕事を二拠点生活しながらできる副業を5つ紹介します。
二拠点生活と副業は相性が良い

場所に縛られない働き方が広がった
コロナ禍以降、テレワークやハイブリッド勤務が一般化したことで、「働く場所」の自由度は大きく変化しました。
現在では、平日は都市部で仕事をしながら、週末だけ地方で過ごしたり、月に数回地方で二拠点生活をしながら働いたりする人も珍しくありません。
海外調査でも、リモートワーカーの多くが「自宅以外の場所」で働いていることが示されており、働く場所を柔軟に選ぶスタイルは世界的にも広がっています。
こうした流れによって、二拠点生活と副業を組み合わせる人も増えています。
二拠点生活が暮らしの延長となった
最近は、「二拠点生活先でレジャーを楽しみたい」というより、「地方と関わりたい」という人が増えています。
マイボイスコムの調査でも、複数拠点生活への関心は若年層を中心に高まっており、実際に複数拠点を持つ人は約9%という結果が出ています。
また、地方拠点を持つ理由として、
- 空き家管理
- 家族サポート
- 自然環境との関わり
など、暮らし寄りの理由が増えている点も特徴です。
そのため、地方での副業も「大きく稼ぐ」より、「地域と適度に関わる」スタイルが主流になりつつあります。
出典:『二地域居住・複数拠点生活』に関するインターネット調査 マイボイスコム-PR TIMES
副業を持つことで費用負担を抑えやすい
二拠点生活で多くの人が悩むのが、維持費です。
家賃や交通費、光熱費など、どうしても生活コストは増えてしまいます。
実際、二拠点生活に踏み出せない理由として、「経済的負担」を挙げる人は多いでしょう。
そこで相性が良いのが、副業です。
地方拠点で小さく収入を作れるようになると、「せっかく家を持ったのに使っていない」という状態を防ぎやすくなります。
また、副業を通じて地域との接点が増えることで、二拠点生活そのものが続けやすくなるケースも少なくありません。
▼二拠点生活の費用について詳しくはこちら

二拠点生活しながらできる副業5選

ここからは二拠点生活をしながらできる副業を5つご紹介します。
地方事業者向けSNS運用代行
地方では、人手不足だけでなく「情報発信できる人材不足」も大きな課題になっています。
特に、
- 古民家宿
- カフェ
- 観光施設
- 地方ホテル
- 直売所
などは、SNSを活用した集客に苦戦しているケースも少なくありません。
そのため、
- Instagram運用
- 写真撮影
- 動画編集
- 投稿代行
などのスキルを活かした副業は、地方でもニーズが高く、二拠点生活との相性が良いでしょう。
実際に現地へ行けるからこそ撮れる写真や体験コンテンツも多く、都市部のリモートワーカーにはない強みになります。
農業・収穫体験のサポートスタッフ
「本格的な就農はハードルが高い」と感じる人でも、週末や繁忙期だけ農業と関わる働き方なら始めやすいでしょう。
- 収穫イベント
- 農業体験
- マルシェ運営
- 観光農園
といった、体験型農業の需要が増えています。
そのため、繁忙期だけスタッフを募集している地域事業者も多くあります。
また、二拠点生活では、「平日は都市部、週末は自然の中で身体を動かす」というバランスを求める人も増えています。
農業系副業は、収入だけでなく地域とのつながりを作りやすく、心身のリフレッシュにもおすすめです。
地方メディア・Webライター
二拠点生活をしている人は、それ自体がコンテンツになります。
たとえば、
- 地域体験
- 移住体験
- ワーケーション
- 地方グルメ
- 空き家活用
などは、実際に現地へ行っている人だからこそ書けるテーマです。
特に最近は、「リアルな体験談」を求める読者が増えているため、AI生成だけでは作れない一次情報の価値が高まっています。
また、Webライターは基本的に場所を選ばず働けるため、二拠点生活との相性も非常に良い副業です。
古民家・空き家を活用した小商い
最近は、「いきなり独立」ではなく、小さく始める副業スタイルも人気があります。
たとえば、
- 週末カフェ、飲食店
- 民泊
- レンタルスペース
- 小さなイベント開催
特に地方では、空き家や古民家を比較的低コストで活用できるケースもあります。
移住者の多いエリアや観光地では週末だけオープンしているカフェや軽食のお店が多く見かけます。
もちろん、最初から大きく始める必要はありません。
まずは月1回のイベント開催や、期間限定営業など、小さく試しながら始めることでリスクを抑えやすくなります。
二拠点生活向きの副業を選ぶポイント

毎週行かなければ成立しない副業は避ける
二拠点生活では、移動が負担になることもあります。
最初は楽しくても、「毎週行かなければ維持できない」状態になると、徐々に疲れてしまうケースも少なくありません。
そのため、副業は無理なく続けられる頻度で選ぶことが大切です。
初期費用をかけすぎない
地方で副業を始める際、最初から設備投資をしすぎるのは危険です。
特に、家賃やテナント料のかかるような店舗契約をする、大規模改修が必要な物件を選ぶ、高額設備が必要な施設などは、想定以上に固定費がかかる場合があります。
まずは、小規模・低コストで試せる副業から始める方が現実的です。
▼初期費用を抑えるなら空き家バンクを活用

本業と両立できる規模感を意識する
副業に熱中しすぎて、本業に支障が出てしまうケースもあります。
二拠点生活での副業は、
- 移動時間
- 体力負担
- スケジュール調整
なども考慮する必要があります。
二拠点先に滞在中は副業をする、としてしまうと、本来リフレッシュ目的だった二拠点生活がただ疲労感を溜めるだけになりかねません。
そうなると本業にも影響が出て、本末転倒になりかねません。
そのため、「頑張ればできる」ではなく、「無理なく続けられる」規模感で始めることが重要です。
2026年は地方と関わる働き方が増えている

「移住」より二拠点生活への関心が増加
最近は、ひとつの地域へ完全移住するよりも、都市部と地方を行き来しながら暮らす「二拠点生活」に注目が集まっています。
実際に、若年層を中心に二拠点生活への関心は高まっており、ライフスタイルの選択肢として考える人も増えています。
背景には、リモートワークの定着によって働く場所の自由度が上がったことや、仕事だけでなく暮らしや自然環境を重視する価値観の変化があります。
また、いきなり移住するのではなく、まずは地域と適度に関わりながら、自分に合った暮らし方を探したいという人も増えています。
地方でもスキルを活かして働ける時代に
以前は、「地方に行くと仕事が限られる」と考えられていました。
しかし現在は、オンラインで仕事を続けながら、地方で副業や複業をする人も増えています。
特に、
- Web制作
- SNS運用
- ライティング
- 動画編集
などは、地域との相性も良い副業です。
AI時代だからこそ地域性が価値になる
2026年は、AI活用がさらに進む時代です。
一方で、AIだけでは作れない価値として、
- 現地体験
- 地域との関係性
- 一次情報
- リアルな暮らし
への注目も高まっています。
実際に地域へ行き、人と関わりながら働く経験は、今後さらに価値を持っていくでしょう。
副業を始める前に確認しておきたいこと

二拠点生活と副業は相性が良い一方で、始める前に確認しておきたいポイントもあります。
特に注意したいのが、勤務先の就業規則です。
近年は副業を認める企業も増えていますが、会社によっては事前申請が必要な場合や、一部副業を制限しているケースもあります。
また、副業収入が一定額を超えると確定申告が必要になるため、税金面の確認も欠かせません。
さらに、二拠点生活では移動時間や体力的な負担も発生しやすくなります。
最初から予定を詰め込みすぎると、本業との両立が難しくなる場合もあるため、まずは無理のない範囲で小さく始めることが大切です。
まとめ
今回は、地方に関わることができる二拠点生活と相性が良い副業を5つ紹介しました。
- 二拠点生活と副業は、「地方と適度に関わる働き方」と相性が良い
- まずは小さく始められる副業から挑戦するのがおすすめ
- 無理なく続けられることが、二拠点生活を長く楽しむポイント

