都市の喧騒を離れ、週末は自然の中で家族とゆったり過ごしたい。
そんな思いから「セカンドハウス」や「二拠点生活」に関心を持つ方が増えています。
特に小さなお子さまがいるご家庭にとっては、自然とふれあう体験はかけがえのない時間になるでしょう。
今回は、二拠点生活を検討中の方に向けて、山と海それぞれのライフスタイルの魅力と、エリア選びのポイントをわかりやすく解説します。
二拠点生活とは

近年、「二拠点生活(デュアルライフ)」への関心が高まっています。
都市部から地方や自然豊かな地域へ、週末や休暇に移動して過ごすライフスタイルとして、特に30〜40代の子育て世代を中心に注目されている暮らし方です。
リモートワークが定着したことで、都市部で働きながら地方の拠点で生活するという柔軟な働き方が可能になったことも背景にあります。
国土交通省の調査では、「将来的に二地域居住に関心がある」人の割合が約3割に上るなど、社会的にも普及が進んでいます。
エリア選びで後悔しないためのポイント

二拠点生活をするとなると、「エリア選び」は重要です。
もちろん自身の気に入った場所や、所縁のある場所を選ぶ方が多いですが、下記で紹介するポイントも参考にしてみてください。
アクセスと距離を重視した選び方
二拠点生活を「週末の自然体験」、「家族でのリフレッシュ」のために活用するなら、都市部から片道90分〜2時間以内が理想です。
電車でも車でも移動が負担にならず、子連れでも気軽に赴ける距離感がポイントになります。
多くの事例でも「1時間半以内」が移動のストレスを抑える目安とされています。
気候・自然環境から理想のライフスタイルを見つける
山暮らし志向なら避暑性のある高原エリア、夏涼しく冬の雪遊びも楽しめる長野・軽井沢などが人気です。
一方、海辺の暮らしを望むなら、温暖な気候で一年を通して快適に過ごせる南房総や鴨川などがおすすめです。
このように「どういった自然体験をしたいか」でエリアを選ぶことが、満足度の高いセカンドハウス選びにつながります。
子育て・医療・買い物環境もチェック
家族で週末だけでなく長期滞在する可能性があるなら、小児科やスーパー、交通便、地域コミュニティの存在も重要です。
特に未就学児がいる家庭では、急な体調不良にも安心できる環境作りがカギとなります。
地方においても自治体が移住支援や子育て支援を行っているケースも多く、事前に調査しておくと安心です。
家族の自然体験に最適な『山暮らし』の魅力

森や野原で自然とふれあう体験
山のセカンドハウスでは、昆虫採集や木登り、焚き火体験など自然との直接的な関わりが日常になります。
子どもの感性や観察力を育てる機会が豊富にあるのが山、森の魅力です。
森の中で学ぶ生きた学習は、都会では得られない価値となるでしょう。
アウトドアアクティビティを身近に楽しむ
ハイキングコース、キャンプ場、冬の雪遊びなど、山には四季折々の自然体験が可能です。
秩父や奥多摩、軽井沢などでは徒歩や車でアクセスできる自然スポットが豊富です。
特に奥多摩は都心から2時間以内で行けるため、日帰り・週末利用にも便利です。
関東圏おすすめの山エリア例
新幹線で東京から約1時間、避暑地としても人気のエリアです。
アウトレットや文化施設も充実し、家族の生活の利便性も兼ね備えています。
東京から電車で約80分の好アクセスな秩父エリア。
東京から近いながらも、山に囲まれハイキングや川遊び、芝桜公園など自然体験スポットが身近です。
東京都内でありながら豊かな自然が広がり、ラフティングやカヤックも楽しめます。
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家族でのびのび過ごす『海暮らし』の魅力

海での遊びと季節を感じる体験
夏は海水浴や磯遊び、釣りやSUPなどマリンアクティビティが家族で楽しめます。
また春や秋には砂浜でのピクニックや貝殻拾いなど、季節の変化を五感で感じることができます。
潮風による健康効果や砂浜ウォーキングも、癒やしの時間を提供します。
厳選!関東圏おすすめの海エリア
東京から車で約1.5時間、温暖で海・里山・温泉も楽しめるエリアです。
マリンスポーツや水族館「鴨川シーワールド」など子どもが喜ぶ施設もあり人気です。
特急で東京から約2時間、アクアライン経由車で約1.5時間の鴨川は都心から近いリゾートエリア。
温暖な気候と豊かな自然があり、棚田や里山風景も魅力です。
電車で都心から1時間前後、海に近いの暮らしと歴史や観光文化が融合するエリアです。
子育てしやすい環境が整っているため、移住者にも人気のエリアです。
温泉と海・山が融合した自然豊かなエリアです。
観光地としても人気のため、多くの観光スポットがあり、家族で楽しめます。
新幹線や車で2時間前後でアクセス可能です。
ライフスタイルに合わせた選び方

アクティブに自然と関わりたいなら山エリア
昆虫採集、キャンプ、ハイキングなど、動きのあるアクティビティを楽しみたい場合、山暮らしが最適です。
森林や川など自然環境が豊かで、子どもの成長を促す体験が多彩にあります。
のんびり癒やしを求めるなら海エリア
砂浜でのんびり過ごしたり、潮風を感じながらリラックスする生活が理想なら、海暮らしがおすすめです。
温暖な気候や海の景色が癒やしの拠点になります。
両方楽しみたいなら中間エリアも視野に
山と海、どちらの魅力も諦めたくない場合、両方に近い中間エリアも検討できます。
例として、千葉県南房総市は海のそばに小高い里山や展望ポイントが多く、伊豆市も山と海どちらも楽しめます。
こうした場所なら、両方の体験を同時に叶えることが可能です。
二拠点生活の注意点と知っておくべきこと

維持費や交通費のシミュレーション
セカンドハウスを購入する場合、購入費だけでなく、固定資産税、不動産取得税などの税金、光熱費、通信費、保険、修繕費などが発生します。
賃貸でも住民税など自治体費は発生するので、費用シミュレーションを事前に行うことが重要です。
気候の特性と移動のしやすさを確認
山エリアでは冬の積雪や夏の猛暑、海エリアでは風や塩害など、気候特性による住環境への影響を考慮しましょう。
移動時間だけでなく、アクセスの実際のしやすさ(渋滞、公共交通の本数など)もチェックが必要です。
災害リスクや防犯への配慮
海沿いでは高潮や津波リスク、山間部では土砂災害の可能性があります。
選ぶ前に自治体のハザードマップを確認し、避難経路や安全対策を理解しておくことが安心につながります。
お試し滞在や複数候補地との比較
いきなり購入する前に、週末滞在やお試し移住を活用して、実際の生活感を体験することが大切です。
複数の候補地を比較しながら、家族全員が心地よいと感じる場所を見つけましょう。
二拠点生活を始めるステップ

STEP1 目的とスタイルを明確化する
まず「自然体験」、「趣味重視」、「癒やし重視」など、家族が二拠点生活に求める目的を明文化しましょう。
人気エリアだから、といった自分たちのニーズに合っていない選び方は、続かない原因となります。
STEP2 エリアを絞り込んで情報収集
移動時間、気候、医療・買い物環境、子育て支援制度、予算相場などを複合的に調査しましょう。
自治体の移住支援制度や空き家バンクなども調べておくと良いでしょう。
STEP3 お試し移住などを活用
短期滞在施設を活用した「お試し移住」や、休日を利用した体験滞在で、その場所の空気感や生活感を掴むことができます。
事前体験でイメージのズレを防ぎましょう。
STEP4 決定後の具体的準備
住居購入または賃貸契約後には、住民票の取り扱い、通信環境の整備、防犯対策、地域コミュニティへの参加などの準備が必要です。
将来的な永住を視野に入れる場合は、医療や教育施設の充実度も継続的に確認しておきましょう。
まとめ
今回は、二拠点生活を検討中の方に向けて、山と海それぞれのライフスタイルの魅力と、エリア選びのポイントを解説しました。
- 自然体験を通じて、子どもの感性や成長を育むことができる
- エリア選びは移動時間や、体験したいこと、過ごし方に合わせて選択
- 費用・災害リスクなども事前に把握し、計画的に進めることが成功の鍵

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