公開日:2025年12月3日
更新日:2026年8月19日
別荘管理サービスを利用したいと思ったとき、まず気になるのが「どのくらい費用がかかるのか」という点ではないでしょうか。
別荘管理サービスの料金は、建物の広さや敷地の規模、巡回する頻度、清掃や庭の管理を依頼するかどうかなどによって変わります。
また、料金が安いかどうかだけで管理会社を選ぶと、「希望していた作業が含まれていなかった」「緊急時に対応してもらえなかった」といったトラブルにつながることもあります。
今回は、別荘管理サービスの費用が決まるポイントや、管理会社を選ぶ際に確認したいポイントを解説します。
別荘管理サービスの費用はいくら?

サービスの費用相場
関東甲信越エリアで公開されている別荘管理に関する料金を調査すると、管理内容ごとのおおよその相場感は以下のようになります。
| 管理内容 | 費用の目安 |
|---|---|
| 定期巡回・外観点検 | 月3,000~1万円程度 |
| 室内の換気・通水・点検 | 月5,000~1万円程度 |
| 屋外巡回+室内管理などの基本管理 | 月1~2万円程度 |
| 室内清掃 | 1回1~3万円程度 |
| 草刈り・庭の管理 | 1回1~数万円程度 |
| 手厚い年間管理プラン | 年間20万円~ |
※上記は、関東甲信越エリアの別荘管理サービスで公開されている料金をもとに整理した目安です。
建物や敷地の広さ、作業内容、巡回頻度などによって実際の料金は異なります。
別荘管理サービスは、定期的な巡回や点検だけであれば月3,000~1万円程度、室内清掃や庭の管理などを含めると月1~3万円程度がひとつの相場目安です。
ただし、別荘管理サービスの料金体系は会社によって異なります。
月額制だけでなく、1回ごとの作業料金を設定している場合や、必要なサービスを組み合わせて年間の管理プランを組む場合もあります。
このように、別荘管理サービスは「月額○円」と一律に考えるのではなく、どこまでの管理を依頼するかによって費用が決まると考えておくことが大切です。
当社の別荘管理サービスでは、巡回・換気・床清掃といった管理に必要な最低限のプランは、9,900円/回から、年間118,800円からご利用いただけます。(戸建て別荘~100㎡の場合)
年に数回しか別荘を利用せず、不在時の建物の状態だけ確認してほしいのであれば、巡回・点検を中心とした比較的シンプルなプランが向いています。
一方、カビや湿気対策のための換気、清掃、庭の手入れなども任せたい場合は、その分だけ費用も高くなります。
所有されている別荘にどこまでの管理が必要なのかを整理したうえで、料金を比較するとよいでしょう。
費用はサービス内容や建物の規模で異なる
別荘管理サービスの費用は、一律に決まっているわけではありません。
同じ「別荘管理」サービスでも、月1回の巡回だけを依頼する場合と、巡回に加えて室内清掃や庭の手入れ、設備点検まで依頼する場合では、必要な作業量が大きく異なります。
また、建物や敷地の規模によっても作業時間が変わるため、料金にも差が出てきます。
そのため、費用を比較するときは、単純に金額だけを見るのではなく、その料金で何をしてもらえるのかを確認することが大切です。
主に、以下のような条件がサービス費用に影響します。
- 建物の広さ
- 敷地の広さ
- 巡回頻度
- 室内管理・清掃の有無
- 庭管理の有無
- 緊急時対応の有無
例えば、同じ月1回のサービスでも、建物の外観だけを確認する場合と、室内の換気・通水や設備確認まで行う場合では作業内容が異なります。
さらに、敷地が広い別荘では草刈りや落ち葉清掃などに時間がかかるため、庭の管理を含めると費用が高くなることがあります。
つまり、別荘管理サービスの費用は「別荘だから一律いくら」ではなく、所有している別荘にどのような管理が必要なのかによって決まると考えておくとよいでしょう。
▼どのような管理を依頼できるのかについては、「別荘管理サービスとは?」の記事で詳しく紹介しています。

月額管理とスポット利用の違い
別荘管理サービスには、大きく分けて「月額などで継続的に依頼する方法」と「必要なときだけ依頼するスポット利用」があります。
月額管理では、主に以下のような作業を継続的に依頼します。
- 月1回の建物巡回
- 室内の換気
- 通水
- 室内の清掃
- 建物や設備の状態確認
- 写真付きの作業報告
定期的に行うことで、別荘の状態を継続的に把握できます。
一方、スポット利用は、必要な作業だけをその都度依頼する方法です。
- 来荘前の室内清掃
- 草刈り
- 庭木の剪定
- 台風等の災害後現地確認
- 冬季の除雪
- 設備トラブル時の現地確認
「別荘には年に数回しか行かないけれど、定期的な管理までは必要ない」という人であれば、必要な作業だけをスポットで依頼する方法も選択肢になります。
ただし、別荘の利用頻度が低い場合、スポット利用だけでは異常があった際の発見が遅れる可能性があります。
例えば、台風で屋根が破損しても、次に別荘を訪れるのが数か月後であれば、その間に雨漏りや建物内部の腐食が進んでしまうことがあります。
そのため、長期間不在にする別荘では定期管理を基本とし、必要に応じて清掃や草刈りなどを追加するといった使い方も検討するとよいでしょう。
費用を比較するときの注意点
別荘管理サービスを比較するときは、月額料金だけで判断しないことが重要です。
例えば、A社が月5,000円、B社が月8,000円だったとしても、A社は巡回だけ、B社は巡回に加えて換気・通水まで含まれているということがあります。
この場合、単純にA社のほうが安いとは言えません。
契約前には、以下の点を確認しましょう。
基本料金に含まれる作業範囲
まず確認したいのが、基本料金でどこまで対応してもらえるのかです。
「定期巡回」と書かれていても、外観確認だけなのか、室内にも入って換気や設備確認まで行うのかによって内容は大きく異なります。
できれば、作業内容が具体的に記載されている会社を選びましょう。
清掃や草刈りは別料金の場合がある
室内清掃や草刈りなどは、基本料金とは別に設定されている場合があります。
特に庭の広さや草の量によって作業量が変わるため、「草刈り込み」と書かれていても、どの範囲まで含まれるのかを確認することが大切です。
緊急対応に追加費用がかかる場合がある
台風や大雨の後に現地確認を依頼する場合など、通常の定期巡回とは別に費用が発生することがあります。
「緊急時対応あり」という表示だけで判断せず、どのようなケースが対象なのか、追加料金が発生するのかを確認しましょう。
交通費や出張費の有無を確認する
別荘管理では、管理会社から別荘までの移動距離も費用に影響する場合があります。
基本料金とは別に交通費や出張費が設定されている会社もあるため、見積もりを取る際には総額で比較することが大切です。
別荘管理会社の選び方|
契約前に確認したい5つのポイント

別荘管理サービスを利用する場合、実際に現地で作業をしてくれる会社との信頼関係が重要です。
ここでは、契約前に確認しておきたい5つのポイントを紹介します。
①別荘のある地域で管理実績があるか
まず確認したいのが、別荘のある地域での管理実績です。
別荘は立地によって必要な管理が大きく異なります。
例えば、森林に囲まれた別荘では草木や害虫、落ち葉などへの対策が重要になる一方、積雪地域では除雪や凍結への対応が必要になります。
海沿いであれば潮風による建物や設備への影響、山間部であれば倒木や野生動物など、地域によって注意すべきポイントも変わります。
その地域の気候や自然環境を理解している管理会社であれば、単に決められた作業を行うだけではなく、地域特有のリスクにも気付きやすくなります。
契約前には、
- その地域でどのくらいの管理実績があるか
- 同じような立地の別荘を管理しているか
を確認してみましょう。
②希望する管理内容に対応しているか
管理会社によって対応できる作業は異なります。
例えば、定期巡回や室内清掃には対応していても、草刈りや設備の修理立ち会いには対応していない会社もあります。
そのため、契約前に「自分の別荘には何が必要なのか」を整理しておくことが大切です。
- 月1回の巡回
- 室内の換気・通水
- 来荘前の清掃
- 庭の草刈り
- 設備の確認
- 台風後の現地確認
上記のように、希望する作業をリストアップしておくと比較しやすくなります。
「何でもお願いできる」と考えるのではなく、必要な作業を具体的に伝え、それぞれ対応可能か確認しましょう。
③管理作業の報告方法が分かりやすいか
遠方にある別荘を管理してもらう場合、実際の作業を自分の目で確認できません。
だからこそ、作業後の報告が重要になります。
例えば、写真付きの報告書であれば、建物や敷地がどのような状態だったのかを視覚的に確認できます。
報告方法としては、
- 写真付きの報告書
- メールでの報告
- アプリによる報告
- 電話による報告
などがあります。
特に確認したいのが、異常が見つかった場合の連絡方法です。
「屋根に破損があった」「水漏れが確認された」などの緊急性が高い問題が発生した場合、定期報告を待つのではなく、すぐに所有者へ連絡してもらえる体制があるか確認しておきましょう。
④緊急時の対応範囲を確認する
別荘管理会社を選ぶときは、通常時の管理だけでなく、緊急時の対応についても確認しましょう。
昨今の日本では各地で大雨や台風による被害が多くなっています。
そのため別荘でも、台風や大雨、積雪などによって突然建物に被害が発生することがあります。
そういった場合、以下のような確認が別荘管理サービスでできるかは重要となってきます。
- 外壁、屋根の確認
- 雨漏りの確認
- 窓ガラスの破損確認
- 倒木の確認
- 水漏れなど設備トラブルの確認
ただし、「緊急対応あり」としていても、現地確認までなのか、応急処置まで行うのか、修理業者の手配まで対応するのかは会社によって異なります。
そのため、契約前に「何が起きたら、どこまで対応してもらえるのか」を具体的に確認しておくことが大切です。
⑤料金と追加費用が明確か
最後に確認したいのが料金体系です。
月額料金だけを見るのではなく、基本料金に含まれるサービスと追加料金が発生する作業を確認しましょう。
特に、
- 清掃
- 草刈り
- 剪定
- 除雪
- 緊急巡回
- 修繕業者の立ち会い
- 交通費・出張費
などについて、別途料金がかかるのかを確認しておくと安心です。
また、見積もりを依頼する場合は、できるだけ自分の別荘の条件を伝えたうえで、具体的な作業内容と料金を提示してもらいましょう。
「安い会社を選ぶ」のではなく、必要な管理を適正な料金で依頼できる会社を選ぶことが重要です。
別荘管理サービスと他のサービスの違い

別荘の管理を外部に依頼しようとすると、「ハウスクリーニングや空き家管理を利用すればよいのでは?」と考える人もいるでしょう。
これらのサービスにも重なる部分はありますが、目的や対応範囲には違いがあります。
ハウスクリーニングとの違い
ハウスクリーニングは、基本的に室内の清掃を目的としたサービスです。
床や水回り、窓などをきれいにしてもらえるため、別荘を利用する際の清掃などには適しています。
ただし、不在時の対応が可能かは会社によって違うため、確認が必要です。
一方、別荘管理サービスでは、清掃だけでなく、建物や設備の点検など、不在時の建物全体の管理を依頼できます。
「室内をきれいにしたい」だけならハウスクリーニング、「不在中も別荘の状態を確認してほしい」なら別荘管理サービスが向いています。
空き家管理サービスとの違い
空き家管理サービスも、所有者が不在の建物を巡回・管理するという点では別荘管理サービスと共通しています。
昨今は空き家管理のニーズが高まり、多業種の企業が参画したり、サービスの幅も広がってきました。
建物の巡回や室内の換気・清掃などを依頼できるため、別荘管理サービスと同じような対応をしてくれます。
しかし、別荘管理サービスは「将来的に利用すること」を前提としている点が空き家管理との違いになります。
次回の来荘に備えて室内を清掃したり、給湯器やエアコンなどの設備を確認したり、業者手配や工事立会いといった対応も別荘管理サービスの特徴となります。(対応サービスは会社によって異なります。)
単に建物を空き家の状態で維持するだけでなく、次に別荘を利用するときに快適に使える状態を保つことも重視する場合は、別荘管理サービスが適しています。
草刈り・造園業者との違い
庭が広い別荘では、草刈りや剪定だけを専門業者に依頼する方法もあります。
ただし、庭の管理以外に建物の巡回や換気、設備確認なども必要であれば、別荘管理会社にまとめて依頼するほうが管理の手間を減らせる場合があります。
庭の規模や管理頻度に応じて、専門業者と別荘管理会社を使い分けるのもひとつの方法です。
スポット業者との使い分け
必要な作業だけをその都度専門業者へ依頼する方法もあります。
例えば、草刈りは草刈り業者、清掃はハウスクリーニング業者、設備故障は修理業者というように、それぞれの専門業者に依頼する方法です。
一方で、複数の業者へ個別に依頼すると、所有者自身が業者を探したり、日程調整をする必要があります。
立ち会いが必要な場合には、別荘まで足を運ばなければなりません。
別荘管理会社であれば、日常的な管理からスポットの草刈りや設備修理まで、まとめて相談できる場合があります。
「自分で業者を手配する手間を減らしたい」という人には、別荘管理サービスが向いています。
別荘管理サービスを利用する時の注意点

別荘管理サービスは便利な一方で、「契約すれば別荘に関するすべてを任せられる」と考えるのは避けましょう。
会社によってサービス内容や料金体系が異なるため、契約前に確認しておくことが重要です。
すべての管理作業が基本料金に含まれるとは限らない
月額料金を支払っていても、すべての作業が基本料金に含まれているとは限りません。
例えば、定期巡回は基本料金に含まれていても、清掃や草刈り、除雪、害虫・害獣対策などは別料金という場合があります。
「管理費はいくらか」だけでなく、「その料金で何をしてもらえるのか」を確認しましょう。
管理会社によって対応範囲が異なる
同じ「別荘管理サービス」という名称でも、対応している内容は会社によって異なります。
巡回を中心に行う会社もあれば、清掃や庭の管理、設備の点検まで幅広く対応する会社もあります。
自分が必要としている管理を依頼できるか、契約前に確認しておきましょう。
建物の修繕は別途費用が多い
巡回中に雨漏りや設備故障などが見つかった場合でも、修理そのものは基本の管理サービスに含まれないことが一般的です。
また、管理会社が修理業者の手配や立ち会いまで行ってくれるかどうかも、会社によって異なります。
「異常を見つけた後、どこまで対応してもらえるのか」を事前に確認しておくと安心です。
緊急時の対応条件を契約前に確認する
台風や大雨などの災害が発生した場合、通常の巡回とは別に緊急対応が必要になることがあります。
そのため、事前に下記のような内容を確認しておきましょう。
- どのようなケースで対応するのか
- 現地確認まで対応するのか
- 写真などで状況を報告してもらえるのか
- 修理業者の手配が可能なのか
- 追加費用はいくらかかるのか
特に遠方に別荘を所有している人は、緊急時に自分ですぐ現地へ行けないことが多いため、平常時の管理以上に確認しておきたいポイントです。
▼別荘管理サービスそのものについて詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。

まとめ
今回は、別荘管理サービスの費用が決まるポイントや、管理会社を選ぶ際に確認したいポイントを解説しました。
- 別荘管理サービスの費用は、建物・敷地の規模や依頼する作業によって異なる
- 管理会社は料金だけでなく、地域での実績・対応範囲・報告方法・緊急対応まで比較する
- ハウスクリーニングや空き家管理などとの違いを理解し、必要なサービスを選ぶ


